2025年7月21日月曜日

2025.07.19 宇都宮市立視聴覚ライブラリー映画会 日本映画劇場 「父と暮せば」

宇都宮市立東図書館 2階集会室

● 劇場公開は2004年7月。原作は井上ひさしの同名戯曲。
 台詞のある登場人物は宮沢りえ,原田芳雄,浅野忠信の3人だけ。事実上,宮沢りえと原田芳雄の2人芝居と言っていいだろう。2人とも迫真の演技で,圧巻の実力を見せてくれる。

● 所々にあるコミカルは原作譲りなんだろうか。原作は読んでいないので,何とも言えない。
 ストーリーはややもすると平板になりがちなものだと思うのだが,原爆投下から3年後の広島を舞台にすることで,そのストーリーにリアリティーを与えている。

2025年7月19日土曜日

2025.07.19 宇都宮市立視聴覚ライブラリー映画会 20世紀名画座「山河遙かなり」

宇都宮市立東図書館 2階集会室

● 映画はもっぱら Amazon Prime で観るようになっている。面倒がないし,観放題だし,家の中で完結するしというわけで,水が低きに流れるがごとくに,そうなってしまった。
 が,それだと,自分が観たいものしか観なくなる。基本,それでいいのだろうけれども,自分以外の人が選んだものを強制的に観るように仕向けることがあってもいいと思う。

● というわけで,じつに久方ぶりになるのだが,宇都宮市立東図書館に出かけてみた。
 「ナチスによって母親と離れ離れにされ,恐怖のあまり失語症・人間不信になった少年が,心優しきアメリカ兵の青年に拾われ,様々な人々との交流により病んだ心を治してゆく中,行方不明になった息子を必死で探し旅をする母の姿を描いた感動ドラマ」を観た。

● アメリカ映画。アメリカでの公開は1948年。日本で公開されたのは1954年。
 強制収容所を体験した少年カレル・マリクを演じたのはイファン・ヤンドル。心優しきアメリカ兵のスティーブにモンゴメリー・クリフト。国連救済所の世話係マレイ夫人にアリーン・マクマホン。カレルの母ハンナにヤルミラ・ノヴォトナ。スティーブの友人フィッシャーにウェンデル・コーリイ。フィッシャー夫人にメアリー・パットン。

● それぞれ印象に残るが,少年のイファン・ヤンドルが可愛くて,健気で,この映画を支えた立役者のように思う。劇中の少年は10歳にして,常人の一生分以上を生きてしまった。
 世話係のアリーン・マクマホンも存在感があった。

● Amazon Prime でこの映画を観ることはなかったろう。いい映画を観れて満足だ。

2025年7月7日月曜日

2025.07.06 ひびき

Amazon Prime Video

● 上映時間わずか15分の超短編。SKIPシティー国際Dシネマ映画祭2021 の入選作。
 登場人物は3人。山下ケイジ,中山佳祐,藤原ジャン龍。が,実質的には山下ケイジ(初老の警備員)と中山佳祐(話し相手のいない会社員の男)の2人芝居。
 しかも,台詞があるのは中山佳祐だけ。

● 気になるのは,初老の警備員にどんな過去があったんだろうってことね。会社員が抱える切なさは,説明があるからわかる。いや,本当にはわかってないかもしれないけれども,一応,想像はつく。
 が,この無口な,けれども懐の深そうな,この初老の男はどんな人生をやってきたんだろう。

2025.07.05 LUPIN THE IIIRD 銭形と2人のルパン

Amazon Prime Video

● 「2025年6月20日に Prime Video ほかで一斉配信,WOWOWで2025年6月22日に放送された」らしい。

● 銭形&ルパン vs ロビエト連邦(国家)という壮大(?)な構図。「峰不二子の嘘」の最後に出てくる “あのお方” らしき人が,国家元首をも操っているらしい。
 それが誰なのかは,現在上映中の「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」で明らかにされるっぽい。

● 「血煙の石川五ェ門」と「峰不二子の嘘」は旅行先でスマホで観た。これは自宅で Amazon Fire10 で観たわけだが,画面の大きさが違うだけで,けっこう観た感の充実度が変わってくるものだな。
 セブスクでも画面と音響にこだわった方がいいのかもね。いや,好きな人はこだわっているのだろう。

● ぼくはあまりこだわらないので,Amazon Fire10 あたりで満足している。こだわりだすと沼にハマりそうでもあるので。
 ただ,次に買うタブレットは普通に Android にしようとは思ってるけど。

2025年7月4日金曜日

2028.07.04 LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘

Amazon Prime Video

● 次元,五ェ門に続いて,今回は不二子。不二子を極限まで魅了的にしようとするとこうなる,という解答を作ったたのだろうか。

● どうもわからないことがある。ラスボスのはずのゴドフリーが,私はあるお方のいうままに動いていただけだとルパンに告げ,そのお方とは誰だと追い詰められたところで,射殺される。
 射撃したのは「次元大介の墓標」で次元を狙ったヤエル奥崎であり,「血煙の石川五ェ門」で五ェ門を苦しめたホークも登場させている。あるお方とは誰なのか。

● 不二子は5億ドルを持って逃げることもできたのに,あえてビンカムを呼び出して,父親の仇を取るというジーンの願いを叶えようとする。このとき,不二子は父親が生きていることを知っていた(視聴者は死んでいると思っているわけだが)。
 それが本作のストーリー上のピークを作るのだが,そこが不二子らしからぬ「嘘」なのか,ジーンが不二子に貸金庫の暗証番号を教えた後に,ジーンに厳しく当たったのが「嘘」なのか。「峰不二子の嘘」とは思わせぶりなタイトルだ。

● 劇場公開は2019年5月。

2025年7月2日水曜日

2025.07.01 LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

Amazon Prime Video

● 「石川五ェ門の若き日を描くスピンオフ作品」。「次元大介の墓標」では主役は次元ながら,ルパンももうひとりの主役的なところがあったが,今回は徹頭徹尾,五ェ門が主役。
 劇場公開は2017年2月。

● 今回は銭形警部も登場。が,ルパァン,逮捕だぁ,とは言わない。キリッとしてきる。

● 声優陣は,ルパンと次元は,栗田貫一と小林清志が担当しているが,五ェ門は浪川大輔,不二子は沢城みゆき,銭形は山寺宏。
 って,レギュラー声優陣がこのメンバーに代わってるわけですね。