● 昨日に続いて,今日もTOHO CINEMASで映画を観た。「恋妻家宮本」。
主演は夫婦を演じる阿部寛と天海祐希。脇に菅野美穂と相武紗季という豪華版。
● 縦糸は,息子が独立して2人に戻った夫婦が,互いの存在を見つめ直すという展開。
が,もっと重要な横糸があって,教師(阿部寛)と教え子(ドン:浦上晟周,メイミー:紺野彩夏)の関わりだ。
● 監督の遊川さんが,「何よりも『正しいことよりも,優しいことが大切だよ』という重松清さん(原作者)のメッセージを伝えたかった」と語った,そこのところだ。
ぼく一個は,阿部寛,浦上晟周,紺野彩夏が主役の映画だったという印象を持った。
● そもそも夫婦の間には何も問題はないわけでね。たまたま妻が離婚届を書いていたのを夫が見つけてしまって,そこから先は夫の疑心暗鬼と妄想が自己増殖していくだけのこと。
さっさとこれはどういうわけだと訊いていれば,何も問題はなかった。それでは映画にならないわけだけれど。
ちなみに,相方は途中で寝てしまった。ま,体調があまりよろしくなかったらしいんだけど。