2025年9月29日月曜日

2025.09.28 ママレード・ボーイ

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● 原作は吉住渉の漫画。少女コミック誌「りぼん」に連載されたのは1990年代。
 劇場公開は2018年4月。

● 2組の夫婦がスワップ結婚するというところから話が始まる。双方に高校生の息子と娘がいて,皆で一緒に暮らし始める。
 何も起こらないわけがないという設定ですよね。

● 主演は桜井日奈子と吉沢亮。筒井道隆,檀れい,谷原章介,中山美穂が両親役。檀れいにしろ,中山美穂にしろ,つい最近までヒロイン役を張っていたと記憶しちゃってる(中山美穂は亡くなったけど)。いつの間にか時間はスルスルと過ぎて行ったんだなぁと思う。
 他に,佐藤大樹,優希美青,寺脇康文など。

● 最後のどんでん返しは途中から予想できたって人が多いんじゃないかと思う。ぼくもそうで,予想できるような展開になっているもんね。
 早とちりで余計な煩悩を抱えてしまった若者の話でもある。抱えたいから抱えたのでもある。どこかで抱えたいという気持ちがあったに違いないと思う。

● 主題歌は GReeeeN の「恋」。

2025年9月27日土曜日

2025.09.26 僕等がいた 後篇

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● この物語は,菊田一夫の「君の名は」の系譜に属するものだろうか。恋する2人が会おうとすると,邪魔が入って会えなくなるという。
 その邪魔はもっぱら矢野(生田斗真)の側に発生するんだけど。

● 劇場公開は2012年4月21日。後篇では千見寺亜希子役で比嘉愛未が出演。
 その安希子もそうだけれども,竹内(高岡蒼甫)はほとんど神様だ。矢野と七美(吉高由里子)の間に生まれる破綻を1人で繕っている。そうして,報われない。

● この映画は,しかし,吉高由里子が支えている。吉高由里子だからという気がする。
 こういう純愛物語は,主演女優が左右するものでしょ。

● 主題歌は Mr.Children「pieces」。前篇も Mr.Children の「祈り~涙の軌道」だった。

2025年9月26日金曜日

2025.09.25 僕等がいた 前篇

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● 原作は小畑友紀の少女漫画。劇場公開日は2012年3月17日。
 主演は生田斗真と吉高由里子。13年前の吉高由里子がこういう形で残るんだから,映画ってのは大したものですよ。

● 共演は高岡蒼甫,本仮屋ユイカ,小松彩夏,麻生祐未,須藤理彩,柄本佑。
 須藤理彩ってたぶん初めて見たんじゃないかと思うんだけども,魅力的な女優さんじゃないですか。

● 前篇は登場人物たちが高校生。ずいぶんとヒネた高校生になってしまうのは仕方がない。そんな中で,本仮屋ユイカの山本有里がリアルの高校生に近かったかな,と。
 後篇は大学を卒業したあとの話になるようなので,この辺の不自然さはなくなるはず。

● 主なロケ地は釧路。幣舞橋も登場する。釧路には行ってみたい
 実際に見てみればなぁーんだとなるに違いないなだが,それでも幣舞橋は見てみたい。名前が魅力的じゃないですか。

● 釧路郵便局のノベルティの鉛筆を持っている(今は亡きコロナ鉛筆製)。この鉛筆を携えて釧路に行って,スタバかどこかでノートを開いてこの鉛筆で何か書いてみる。
 そうして,生まれ故郷に来たぞ,と鉛筆に言ってやるのだ。

2025年9月25日木曜日

2025.09.24 神様のカルテ 2

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● 櫻井翔,宮﨑あおい,柄本明,池脇千鶴,原田泰造,西岡徳馬,吉瀬美智子,朝倉あき,要潤の前作から組の他に,藤原竜也,市毛良枝,濱田岳,吹石一恵が出演。
 劇場公開は2014年3月。

● ファンタジー度は前作より高まっている。娯楽映画度が高まっていると言ってもいい。映画は何より娯楽なのだから,これでいいのだ。
 藤原竜也,上手いなぁ。彼の演技が画面をピッと引き締める。

● 宮﨑あおいはここでも彼女にしか出せない,独特の清純さ。本当に清純かどうかなんてどうでもいい。彼女とお付き合いしようってんじゃないんだから(できるわけがない)。
 俳優は,ぼくらにとって,画面の中の彼ら彼女らのこと。それがすべて。リアルの私生活なんかホントどうでもいいものだ。

● 言い方を換えると,ぼくらは俳優を使い捨てにしているわけでね。使い捨てにされるのは,彼ら彼女らの宿命だよね。
 それが嫌なら俳優なんかやってるな,ってことですよね。

2025年9月23日火曜日

2025.09.22 神様のカルテ

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● 原作は現役医師の作家である夏川草介の同名小説。ぼくは読んでいないのだが,2010年本屋大賞第2位に選出され,ベストセラーになったらしい。

● 劇場公開は2011年8月。主演は櫻井翔と宮﨑あおい。14年前の彼と彼女を見れるわけね。
 他に,加賀まりこ,柄本明,池脇千鶴,要潤,吉瀬美智子,岡田義徳,原田泰造,西岡徳馬,朝倉あき。

● 櫻井翔が演じる内科医の栗原一止が,病院に泊まり込むのが常態化しているようなブラック職場で成長していく物語とも言えるし,末期がん患者の安曇雪乃を演じた加賀まりこの超絶技巧を味わうためのものだとも言えるのだが,ぼくはどうしても宮﨑あおいをに目が行くんだな。
 彼女が演じる榛名は,ストーリーの展開にはほとんど関わらない。端役にすぎない。原作の小説ではそういう扱いになっているのではないかと(読んだことはないのだが)思う。

● が、監督は当時の宮﨑あおいを使って,女神像を創造してみたくなったのではないかと想像する。「舟を編む」と同じだ。
 その方がエンタメとして形が整う。あるいは色彩が豊かになる。と,考えたのだろう。しかし,そういうことよりも,とにかく宮﨑あおいを使ってみたかったのだろう。

● 主題歌の作曲とピアノ演奏は辻井伸行。CDも当然,出ている。

2025年9月21日日曜日

2025.09.20 リバーズ・エッジ

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● 原作は岡崎京子の同名漫画。この漫画が雑誌「CUTiE」で連載されたのは1993年。前世紀のこと。
 劇場公開は2018年2月。2018年というとついこの間のことと思ったしまうのだが,7年も前になるのだな。

● 主演は二階堂ふみと吉沢亮。他に,上杉柊平,SUMIRE,土居志央梨,森川葵。
 「それぞれの事情を抱えた少年少女たちの不器用でストレートな物語」とと紹介されているんだけれども,不器用だのストレートだのという段ではない。登場人物の誰もが逸脱の度が過ぎる。

● 命の危機に晒されるほどイジメを受けても登校を拒否しない同性愛者。逆にイジメる側。
 自分の恋敵と思い込んだ相手の家に放火してしまう。売春も薬もやる。過食しては吐くを繰り返す。

● 唯一,二階堂ふみが演じるハルナがまともではあるのだが,あまりまともではいけないと考えたのか,学校でも煙草を吸わせている。
 全世紀末に逸脱がカッコいいとする価値観がはびこったことがあったんだろうか。そんな記憶はないんだがな。

2025年9月19日金曜日

2025.09.19 宇都宮市立視聴覚ライブラリー映画会 20世紀名画座「そして誰もいなくなった」

宇都宮市立東図書館 2階集会室

● 原作はアガサ・クリスティの同名小説。原題は「And Then There Were None」。
 1945年10月に公開されたアメリカ映画。日本公開は1976年8月。終戦直後にこういう映画を公開できる国と戦争してはいけなかった。

● 出演者も綺羅星の如し。バリー・フィッツジェラルド,ウォルター・ヒューストン,ルイス・ヘイワード,ローランド・ヤング,ジューン・デュプレ,ミシャ・オウア,オーブリー・スミス,ジュディス・アンダーソン,リチャード・ヘイデン,クイニー・レナード,ハリー・サーストン。
 最後まで残る疑問は,最後まで登場しない Mr.オーエンは10人の罪状をどうして知り得たのかということだ。本人が自ら話さない限り,知りようがない事実のはずなのだ。

● たぶん,Amazon Prime でも観られると思うのだが,DVD とはいえ大勢で観るという体験もした方がいいのだ。
 お客さんのかなりは後期高齢者であって,これは高齢者福祉事業の一環なのかと思ったりもするのだが,自分もまた後期高齢者になってもこうした催事に出てこられる程度には元気でいたいと思うのだ。

2025.09.18 ババンババンバンバンパイア

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● 原作は奥嶋ひろまさの同名漫画。劇場公開日は今年(2025年)の7月。
 主演は吉沢亮。共演は板垣李光人,原菜乃華,関口メンディー,満島真之介,眞栄田郷敦,堤真一,笹野高史ら。

● 織田信長に仕えた森蘭丸が450歳のバンパイアになって,銭湯で住み込みで働いている。その銭湯の15歳のひとり息子の血を狙っている。“18歳で童貞” の男の血が究極の旨さであるという設定。

● 世間に問題提起をしたい社会派映画であれ,人間を鋭く抉ったり,どうしようもない諸行無常を描いて,人生の切なさを訴える文学派映画であれ,“楽しめる” 要素がない映画は観てもらえないはずだ。
 ならば,こういうアホになって楽しめる映画も,映画の重要な柱の1つでるし,これからもあり続ける。映像の美しさとか面白さは,当然求められるだろうが。それがなかったら,わざわざ映画なんか観るもんかい,ということね。

2025年9月18日木曜日

2025.09.17 青くて痛くて脆い

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● 原作は住野よるの同名小説(読んでいない)。劇場公開は2020年8月。
 主演は吉沢亮と杉咲花。共演は柄本佑,岡山天音,松本穂香,森七菜,光石研ら。

● 田端楓は吉沢亮が演じているからそれなりに様になっているけど,ほとんど病的レベルと言いたいほどに,自分を大事にしてしまうタイプ。相手を俯瞰することもできない。自分に都合のいいようにしか見れなくなっている。他者との距離を測れないのも一因ではある。
 だけども,劇中でいつからそうなったのかは不明。途中から別人になっている。

● 対して,杉咲花の秋好寿乃はどんどん成長して,2人の間には大差がついてしまった。ここまでの差が付いてしまうと,言葉が通じなくなる。
 楓が秋好に懺悔しようとするところで映画は終わるのだが,秋好は洟も引っかけないだろう。

● 吉沢亮を追っかけてみたくなっている。しばらく,彼が出演している映画を観ることにしようか。
 こういうとき,Amazon Prime は便利ですな。

2025年9月17日水曜日

2025.09.16 ブラックナイトパレード

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● 原作は中村光の同名漫画。劇場公開は2022年12月。
 主演は吉沢亮。NHK大河(ぼくは見ていない)を終えたあと。共演は橋本環奈,中川大志,渡邊圭祐,佐藤二朗ら。

● 北極にある「サンタクロースハウス」。赤いサンタと黒いサンタ。サンタクロース間の勢力争い。ネズミの大群。
 原作は漫画なんだろうなと,わかりやすく推測させますな。

● 橋本環奈の道化役(変顔とか)も見どころかもしれませんね。サッとリクエストに対応した変顔を作れるのは,役者の第一条件なのかもしれませんよ。

2025年9月16日火曜日

2025.09.15 怒り

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● 原作は吉田修一の小説(読んでいない)。劇場公開は2016年9月。
 出演者が凄い。渡辺謙,森山未來,松山ケンイチ,綾野剛,妻夫木聡,宮﨑あおい,広瀬すず。オールスターゲームのようだ。

● 主演は渡辺謙になっているようだが,むしろ渡辺謙は後ろに退いているような感じ。上記の誰が主役であっても不思議はないような。
 さらに,ピエール瀧,三浦貴大,佐久本宝,原日出子,池脇千鶴,高畑充希が脇を固める。

● 殺人現場からスタートする。その犯人は誰なのか。田代(松山ケンイチ)なのか,直人(綾野剛)なのか,田中(森山未來)なのか。直人だと思わせるように誘導しているのだが。
 愛子(宮﨑あおい)にも泉(広瀬すず)にも壮絶な過去があって,登場人物が重い過去を持ち過ぎている。

● 音楽は坂本龍一が担当。監督は李相日。
 『悪人』と同様にズッシリと重い。見応えがありすぎて,全部はとても受け止めきれない。

2025年9月14日日曜日

2025.09.13 さなぎの猫

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● 製作は2022年。舞台は香川県佐柳(さなぎ)島。多度津町になるらしい。
 その佐柳島の観光PR映画ではないんだけれども,結果的にその側面もある。過疎を描くために,こういう手法を採ったのだと思うこともできる。

● 人間を描きたかったのだと思われる。が,文学界や映画界に棲息する人たちが言う “人間を描く” には妙なバイアスがかかっていることが多いような気がする。彼らの好きな人間というのがあるらしい。わかるんだけど,それって人間のリアルじゃないよね,っていう感じ。
 「様々な場所を住む場所に選んだ者たちの未来・過去そして今にまつわる切なくて美しい人間模様を丁寧に描く」っていうんだけどね。ピンと来ないかもしれないよね。

● 出演は浅雛拓,鳩川七海,一瀬尚代,野村有志の4人。監督・脚本も野村有志。

2025年9月13日土曜日

2025.09.12 岸辺露伴は動かない 懺悔室

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● 原作は,荒木飛呂彦の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのスピンオフ「岸辺露伴は動かない」。テレビドラマの映画版第2作。
 劇場公開は今年(2025年)の5月。

● 舞台はイタリアのベニス。テーマは「呪い」。事件は起こるのだが,犯人はいない。
 「呪い」の正体は何なのかとあれこれ詮索するのも無用なこと。これもファンタジーだ。無邪気に映画を楽しむのが最上としたものだ。

● 出演者は主役の高橋一生の他に,道化役の飯豊まりえ。玉城ティナ,井浦新,戸次重幸,大東駿介。

2025年9月12日金曜日

2025.9.11 山のトムさん

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● 2015年12月26日にWOWOWプライムで放送されたドラマW。原作は石井桃子の同名小説(福音館文庫)。
 脚本は群ようこ,音楽は大貫妙子が担当。

● 主演は小林聡美。共演が市川実日子,光石研,もたいまさこ。いつものファミリー。
 他に,高橋ひとみ,伊東清矢,佐々木春樺,木南晴夏,ベンガル。

● 「東京で暮らしていたハナ(小林聡美)は,友人のトキ(市川実日子),トキの子どもトシ(佐々木春樺)と,慣れない田舎での生活を始めます。そこに中学を卒業したばかりのハナの甥アキラ(伊東清矢)が加わり,4人の新しい家族の暮らしが始まります」という設定なのだが,設定自体がファンタジーと言える。
 「近くに住み何かと相談に乗ってくれるゲン(光石研)とシオリ(高橋ひとみ)の夫婦に助けられながら,少しずつ慣れていく畑仕事の毎日が続きます」というものも,あり得ない。こんなに面倒見の良い神様みたいな隣人が最初からいるなんて。

● 一番辛い立場なのはアキラ。中学を卒業したのに高校には行っていない。
 自分の人生は中2で終わったと語る場面があるのだが,その理由というのがじつにつまらないもので,挫折というほどの話でもない。どうしたんだ,おまえは,と言いたくなる。

● ハナは作家かエッセイストであるらしく,夜は書きものをする。その際に万年筆やボールペンではなく鉛筆を使っているのも,この作品の風合いに合わせたものかと思われるのだが,その鉛筆は Hi-uni。
 小学生のトシが使っているのは,黄色い消しゴム付きの鉛筆で,おそらく三菱鉛筆の9852ではないか。

● 悪どい人や腹にイチモツを持つような人は登場しない。気のいい善人ばかりだ。そこに猫のトムや山羊まで加わって,穏やかな田舎暮らしが理想的に描かれる。
 女の園という趣もある。男が一定数を超えて存在してしまうと,フィクションでもこういう世界は描きにくくなりそうだ。
 アキラもゲンもどこか女性的というか,母親に庇護されている子供のような風合いを漂わす。

2025年9月11日木曜日

2025.09.11 孤独のグルメ シーズン9 第10話 栃木県宇都宮市のもつ煮込みとハムカツ

YouTube

● 地上波(テレ東)放送は2021年9月10日。YouTubeで期間限定で視聴可能になっていたので,観てみましたよ。
 普段,テレビは観ないので,この番組もテレビで観たことは一度もない。

● 五郎さんって,酒が飲めない分,相当な健啖家なんだな。ペースを落とさず,グイグイ食べる。それも芸のうちということになるんだろうけど。
 こういうふうに食べてもらえれば,作った方も嬉しいだろうね。

● ここに出てくる「庄助」は県庁の近く。何度も行きました。ただし,昔の話。
 オコゼの唐揚げを必ず注文する同僚がいた。ぼくのお勧めは,番組にも出てくるモツ煮と,馬刺しかな。ニンニク使う? と必ず訊いてくるので,もちろんと答えるのが儀式のようなものでした。
 それから,ここ,日本酒は会津の「末廣」しか置いてなかったと記憶する。オーナーが会津の出なんだろうかね。

● 庄助の店員も俳優さんが演じているわけだが,けっこうリアルに近いんですよね。実際もこんな感じですよ。
 撮影前に,客として店に行って,リアルを確かめているんですかね。

● 出演は松重豊の他に若月佑美,U字工事,銀粉蝶。若月佑美はホテルのブライダルスタッフ。U字工事は「庄助」の客。銀粉蝶は「庄助」の女将さん。

2025.09.10 劇映画 孤独のグルメ

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● テレビドラマ「孤独のグルメ」の劇場版。原作は久住昌之(作画・谷口ジロー)の同名漫画。
 劇場公開は今年(2025年)の1月。

● 松重豊の井之頭五郎が “イッチャン汁” のスープを求めて,国内外を探し歩く。舞台はパリ,五島列島,韓国巨済島,東京。
 一番の見どころは五郎さんが食べるシーンだと思うのだが,五郎さんがスタンドアップパドルボードで隣の島に渡ろうとして遭難したり,毒キノコを食べてしまったりといったコミカルもある。
 重い話は出てこない。最後はハッピーエンド。

● 監督も松重豊が務めている。
 出演者は,松重豊の他に,杏,塩見三省,村田雄浩,内田有紀,ユ・ジェミョン,磯村勇斗,オダギリジョー,遠藤憲一(登場順)。内田有紀はキレイですよねぇ。現代の正統派美人という気がする。

● その内田有紀が演じる志穂のいる韓国の島は,まさしく女護が島。五郎さんが言っていたとおりの龍宮城だな。リアルの女しかいないところには近づきたくないけどさ。
 五郎さんがスーツの内ポケットから取り出したメモ帳はモレスキンだった。ソフトカバーのやつ。五郎さんはこういうのを使うのか。

● 輸入雑貨の貿易商という設定なのだけれども,五郎さんは結婚はしているんだろうか。家庭臭は皆無。
 それなのに,身なりはいつもきちんとしている。不思議な人だな。
 杏が演じる千秋の母親と同棲していたことがあるという設定になっている。彼女と別れた後は独身を通したんですかねぇ。

2025年9月10日水曜日

2025.09.09 コーヒーはホワイトで

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● 「地元の人たちに愛されている昔ながらの純喫茶「モア」には,探偵事務所というもうひとつの顔があった」という紹介文。こういうのって,面白そうだ。

● その探偵役に加藤小夏。ホームズやコナンと五分を張れる観察力,推理力,格闘能力の持ち主。
 したがって,スカッと爽やかに終わる。

● 出演者は他に,好井まさお,川崎麻世,奥貫薫,小野真弓,和田崇太郎,石田千穂,生島勇輝,桃月なしこ,大村彩子。
 劇場公開は2024年2月。

2025年9月9日火曜日

2025.09.08 さんかく窓の外側は夜

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● 原作はヤマシタトモコの同名コミック。劇場公開は2021年1月。
幽霊が視える特異体質の男と除霊ができる男がコンビを組んで,“呪い” に関わっていく話。

● けっこうグロテスク。グロテスクになりすぎないように,死体をキッチュにしたりもしているけど。
 岡田将生と志尊淳のダブル主演。準主演で平手友梨奈(元 欅坂46),滝藤賢一。他に,筒井道隆,和久井映見,マキタスポーツら。北川景子もちょい役で。

2025年9月8日月曜日

2025.09.07 真夏の方程式

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● 福山雅治が演じる物理学者・湯川学が超人的に殺人事件の動機と方法を解き明かしていく。
 原作は東野圭吾の同名小説。劇場公開は2013年6月。

● 出演者は吉高由里子,北村一輝の警視庁側に,杏,風吹ジュン,前田吟のワケあり側。
 重要な子役(恭平クン)に山崎光。他に,西田尚美,塩見三省ら。

● 福山雅治の当たり役。クールでスマートで心優しくて。カッコ良すぎでしょ。
 前田吟と風吹ジュンの芸達者ぶりも見どころだ。特に,前田吟が凄みを発揮する。

2025年9月7日日曜日

2025.09.06 地球防衛未亡人

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● とびっきりのB級映画。公開は2014年2月。“SFコメディ” とあるのだが,コメディはともかく,SFの要素は皆無。
 「ウルトラセブン」の森次晃嗣と「ウルトラマンA」の沖田駿一が主要な役柄で出演しているのが,特撮ファン向けのサービスか。他に,モト冬樹,堀内正美など。

● 檀蜜が主演なのだから,モチのロンでお色気あり。「地球防衛軍のエースパイロット,ダン隊員は,元芸者で未亡人という経歴の持ち主。核廃棄物を食べる宇宙怪獣ベムラスに婚約者の命を奪われた彼女は,地球の危機を救うために怪獣と戦うが,何故か攻撃を行なう度にエクスタシーを感じてしまう」というね。

2025年9月5日金曜日

2025.09.04 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

109シネマズ川崎

● 劇場公開は7月18日。興行収入はすでに300億円。興行成績は「無限列車編」を塗り替えてすべて更新するんでしょ。すごい人気。
 ぼくが観たのは平日21時からのレイトショー。夏休みが終わって動員の峠は越えたのだろう。客席はガラガラだったが,それでも21時過ぎ,予告編を流しているところにバタバタと人がやって来た。
 2度目,3度目の人がわんさかいるはずだ。そうでないと動員数の辻褄が合わないことになる。

● かく申すぼくも久方ぶりに映画館で映画を観た
。やっぱり観たくなりましたよ。ネットでどんどん情報が入ってくるしね。
 これは観ないわけには行かない,観て確かめなきゃしょうがない,という気分になりましたよ。

● Fire10 の画面で Amazon Prime を観るのとは別の体験になるのは間違いないけれども,自宅で Amazon Prime を観るのでは観たことにならないとは思わない。
 それはそれ,これはこれ。そういうまとめ方でいいと思う。けど,たまには劇場で観ることもした方がいいでしょうね。劇場で観るのがやはり原点でしょうしね。

● 早々に,しのぶちゃんが童磨(上弦の弐)にやられちゃうんだけど,その後に善逸が獪岳(上弦の陸)を倒す。善逸,いつの間にこんなに強くなっていたんだ?
 メインは炭治郎&義勇と猗窩座(上弦の参)の戦い。猗窩座が猗窩座になったいきさつ紹介される。すっげえいいヤツだったんだな,猗窩座って。

● 結局,猗窩座が人間だった頃の記憶を思い出して自滅することになるのだが,ここは炭治郎と義勇にしっかりと戦いで勝たせて欲しかったな,とも思った。
 「柱稽古編」で永遠とは人の思いだと語ったお館様を立てる意味合いもあっんだろうか。

● もっと泣けるシーンが多いんじゃないかと思っていたが,それほどでもなかった。わりと冷静に観ていられたというか。
 鬼たちが魅力的であることが,この作品の眼目だ。単なる悪役ではなかて,色々なものを抱えてしまった結果,鬼になり,そして恐ろしく強い。
 みんなが皆,炭治郎のように清く正しい熱血漢ではノッペラボーになってしまって,そもそも物語が始動しない。魅力的な悪漢がいるから,炭治郎のような優等生が主役として存在できる

● 今回は禰󠄀豆子は主要なキャラクターとしては登場しない。無限城編は3部作になるらしいのだが,禰󠄀豆子の登場は第三章まで待たなくてはいけないのか。それまでは正規の鬼殺隊員と鬼の幹部たちとの戦いになるのだろう。
 第二章が公開されるのは来年になるんだろうか。早く続きを観たいんだけどね。来年の夏休みにぶつけてくるんだろうかね。
 これ,テレビ放送もするんだろうか。しても仕方がないような気はするが。

● 原作(吾峠呼世晴による漫画)の連載はすでに終了しているから,ぼくらは結末を知っている。
 童磨はもうすぐ,しのぶちゃんが仕込んだ毒が効いて,カナヲに首を切られる。鬼舞辻無惨も炭治郎に倒される。

● しかし,結末をわかっていても,映画は観るよね。無限城の作り込みひとつとっても,この映像,凄いもんね。原作では味わえないスケールになっている。
 主題歌は Aimer「太陽が昇らない世界」と LiSA「残酷な夜に輝け」。