宇都宮市立南図書館サザンクロスホール
● 「紳士は金髪がお好き」は1953年にアメリカで公開されたコメディ・ミュージカル映画。主演はマリリン・モンローとジェーン・ラッセル。
あまりに有名な映画だけれども,ぼくは今回,初めて観ることができた。
上映は午前10時。入場無料。
● マリリン・モンローのその後については,たいていの人が知っていると思う。一方のジェーン・ラッセルは一昨年,89歳で亡くなった。
長く生きりゃいいというものでもないと思うけれども,実人生ではこの二人,明暗を分けた感あり。
● こういう名画・名作と称されるものは,たいてい公立図書館にもDVDがあって,無料で借りることができるだろう。自宅でDVDプレーヤーなりパソコンで観ることができるはず。
が,自宅でひとりで映画を観る気にはなかなかなれない。
● お客さんは高齢者が多い。老人ホームの施設内行事かと見紛うほど。そこにポツンポツンと壮年者が混じっている感じ。
大昔の映画だから,若い人はよほどの映画通でもなければ観ないものでしょうね。かつて観たことがあるっていう人たちが,懐メロをカラオケで歌うがごとき感覚で,観にきたということでしょうか。
● でもね,面白かったです。ミュージカル映画ということもあってか,今,観ても,古いという感じは受けなかった。活き活きしてて,テンポが良くて。
もちろん,画面に出てくる当時のパリの風俗は懐メロそのものなんですけどね。
● 「紳士は金髪がお好き」というタイトルも秀逸ですよねぇ。お客さんにアピールするという意味で(原題は「Gentlemen Prefer Blondes」だから,邦題はほぼ直訳)。
当時,ヒットしたのは,タイトルの勝利でもあるんでしょね。主役ふたりのナイスバディとキュートさにも,当時の日本人男性は大いに憧れたんだろうけど。