2022年3月7日月曜日

2022.03.06 フード・ラック! 食運

Amazonプライムビデオ

● 「フード・ラック! 食運」(2020年)。
 劇中人物のキャラクターの造形,ストーリーの展開ともに,自然さに乏しい。映画なんだからリアルではあり得ない荒唐無稽に満ちていていいのだが,その荒唐無稽とリアリティを融合させるのが芸のひとつだと思うのだが。
 NAOTO(EXILE)演じる主人公の未熟さと自分勝手さの有り様が,画面に溶け込んでいない。これは演じている俳優のせいではないので。

● NAOTOと土屋太鳳のダブル主演。他に,りょう,石黒賢,松尾諭,東ちづる,大泉洋,大和田伸也,竜雷太など。
 りょう が懐かしかった。IBM の許にあった頃の Think Pad のイメージキャラクター。りょう といえば Think Pad の人というのが,ぼくの認識。
 今に至るも,ぼくは Think Pad ユーザーであり続けている。キーボードの使いやすさや,黒を基調にしたデザインに惹かれているからだけれども,“大人の翼” のイメージに洗脳された部分もあるかな。

● 主題歌はケツメイシ「ヨクワラエ」。

2022.03.06 好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~

Amazonプライムビデオ

● 「好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~」(2016年)。
 中学の先輩に惹かれ,勉強に精を出して先輩と同じ高校に進学した女の子が主人公。卒業間近の先輩に告白を決意するも,先輩は好きな女の子にフラれたところ。
 主人この幼なじみの男の子が絡んで,総じていえば悩ましくも幸せな青春物語が展開する。

● 青春期あるいは思春期というのは,ザックリ言えば中学と高校の6年間ということになると思う。長く取っても20歳までの8年間だろう。
 「2020年の日本人の平均寿命は男性が81.64歳,女性が87.74歳」だそうだから,その中の6年なり8年は人生の7~8%にしかならない短いものだが,中年期以降の6年や8年とは質的に異なる。思春期の6~8年は,良くも悪くも,相当に重いものだ。

● 命短し恋せよ乙女,というけれど,恋をしなきゃ青春ではないということでもあるまい。あまり青春の一般モデルに拘泥するのは愚かだろう。
 しかし,一寸の光陰軽んずべからずという構えはあった方がいい。おまえが言うな,という声がそちこちから聞こえてきそうだが。

2022年3月6日日曜日

2022.03.05 薄暮

Amazonプライムビデオ

● 「薄暮」(2019年)。52分のアニメ。
 舞台は福島県いわき市。ヴァイオリンを弾く女子高生と絵を書く男子高生の「恋」。絵を書く彼の隣で,彼女がヴァイオリンを弾いている構図は,構図として完璧でしょ。

● 高校生でこういう経験ができれば,それだけで意味のある3年間ということになるかなぁ。自分の高校時代と比べてみると,羨ましいを通り越しているな。
 昔は今より男女の間が遠かった感じはする。もちろん,今の方がいいと思う。

● ヒロインを桜田ひより,相手の男子高生を加藤清史郎が担当。

2022.03.05 プラチナデータ

Amazonプライムビデオ

● 「プラチナデータ」(2013年)。原作は東野圭吾の同名小説。

● 主演は二宮和也と豊川悦司。他に,鈴木保奈美,生瀬勝久,杏,水原希子。
 二宮和也の役者ぶりが圧巻。切れ味が鋭い。迅速にトップスピードに達する。達したときの瞬間風速の大きさは何事かと思う。豊川悦司が付いていけてない。
 男優に関しては,ジャニーズは人材の宝庫ですな。

● 主題歌は嵐「Breathless」。

● 真犯人が誰かは,何とはなしに途中でわかる。ほとんどの人が途中で,しかもけっこう早い段階で,わかるのではないかと思う。

2022年3月5日土曜日

2022.03.04 映画ドラえもん のび太の月面探査記

Amazonプライムビデオ

● 「映画ドラえもん のび太の月面探査記」(2019年)。
 ドラえもんのひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジ」というのが世界を作るんだけども,こういうのをよく考えつくものだな。

● 月の裏側にエスパルが自分たちの世界を作っていた。同じ世界の裏側にウサギ王国を作ろうとするのび太とドラえもん。
 共に40光年かなたのカグヤ星に渡って,悪の親玉ディアボロ(人工知能という設定)と戦うドラえもん一行とエスパルたち。

● 水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一のドラえもんファミリーのレギュラー声優の他に,エスパルのルナを広瀬アリスが,アルを大谷育江が担当。大谷育江ってピカチューの人。ディアボロは吉田鋼太郎。
 スネ夫の声を担当しているのが関智一なんだけども,この関智一って「力俥」の関智一なんですかねぇ。なんでしょうねぇ。

● ドラえもんの劇場版って,スケールの大きな冒険譚だよね。それに友情とか仲間意識とか協同というのを盛り込んでいく。緻密に作っている。
 子供に観てもらえるものは,大人が観ても楽しめるに決まっている。大人は子供のナレノハテであって,どこかに子供を引きずっているからだ。引きずっているというより,大人の核は子供の部分なのだろう。

2022年3月4日金曜日

2022.03.03 ラプラスの魔女

Amazonプライムビデオ

● 「ラプラスの魔女」(2018年)。原作は東野圭吾の同名小説。
 ただし,原作に忠実に映画化したわけではないらしい。らしいというのは,ぼくは原作を読んだことがないからだ。
 かつて「第三の新人」と呼ばれた人たち(吉行淳之介,遠藤周作など)の後の小説家の作品は,村上春樹も含めて,ほとんど読んだことがない。

● 主役は櫻井翔なのだが,広瀬すず,福士蒼汰,豊川悦司が展開を作っていく劇中人物を演じる。他に,志田未来,玉木宏,リリー・フランキーなど。
 広瀬すずが出るとなっては,他の俳優はみな喰われてしまう。櫻井翔も福士蒼汰も豊川悦司すらも,霞んでしまう。そういう意味では,広瀬すずを見るためにある映画とも言えるのだが,そう言ってしまっては彼女が出ている映画はすべて彼女を見るためにあることになってしまう。

● 映画の終盤で,甘粕謙人(福士蒼汰)が父親(豊川悦司)に言う少し長い台詞。
 この世界は一部の天才やあなたのような人間たちに動かされているのではない。人間は原子だ。一見,何の変哲もなく,価値もなさそうな人々こそが,重要な構成要素だ。ひとつひとつは凡庸で無自覚に生きていたとしても,集合体となったとき,劇的な物理法則を実現していく。
● この映画はこのことを伝えたくて作られたのかと思うほどなのだが,それだけで2時間の映画を作れるはずもなく,何かを言いたいために作られた映画は,ドキュメンタリーのようなものを除けば,おそらく過去にはなかったし,これからもないのではないかとも思う。
 このあたりは,何ともわからないが,伝えたいメッセージがまずあって,それを伝えるためには何をどう作ればいいかと考えて,映画作りをする監督はまずいないのではあるまいか。

● いや,おもしろい映画だった。ここから芋づる式に次を示してくれるのが Amazonプライムのいいところで,おかげでしばらくは見たい映画に不自由しなさそうだ。
 最近,本を読まなくなったなと思っていても,面白ければ一気通貫で読めるものだし,面白い映画は次々に観ていけるものだ。

2022年3月2日水曜日

2022.03.01 銀のエンゼル

Amazonプライムビデオ

● 「銀のエンゼル」(2004年)。18年前の小日向文世,大泉洋,西島秀俊,佐藤めぐみ,山口もえ,村上ショージを見ることができる。
 俳優は自分の仕事が映像に残るわけだから,その映像を見る人がいる限りは,死してなお生きているということができるかもしれない。本人にしてみれば,消してしまいたい映像であったとしても。

● 「銀のエンゼル」というタイトルは,森永製菓の「チョコボール」の当たりマークに由来する。金なら1枚,銀なら5枚で,“おもちゃの缶詰” がもらえるというやつ。
 そのチョコボールが小道具として使われている。当たりが出るか出ないか。
 ちなみに,ぼくは金は一度も見たことがない。銀は二度か三度,見たかもしれない。ま,普通は黄色だよね。

● コンビニオーナーの北島(小日向文世)と妻,娘,コンビニの店員,商品の納入業者,お客との交流。それぞれがドラマというか,重いものを抱えていて,生きるって切ないね,という。
 北島はその切なさに丁寧に対応していく。娘との和解がなって,過度に重くなることからは免れている。