2019.01.22 にAmazonプライム会員になりました。その1年後にコロナが世界を覆ったので,最近は自宅のノートPCの画面がスクリーンになっています。というわけで,タイトルに偽りありが常態化しました。申しわけありません。
2020年5月31日日曜日
2020年5月29日金曜日
2020年5月28日木曜日
2020.05.28 ハチミツとクローバー
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舞台は美術大学。筑波大学芸術専門学群で撮影されたらしい。美大ってこんな感じなの? 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大』を思いだして,こんな感じなのかなぁと思ったわけね。
● 櫻井翔,蒼井優,伊勢谷友介が主役ってことになるんだけども,山田の関めぐみと理花の西田尚美が魅力的で惹かれた。
薹が立った学生もいるが,若者たちの青春ドラマ。人間っていくつになっても青春時代から抜けられないまま人生を終わる。だから,青春ドラマは年代を問わずに広く受ける。
● 櫻井翔の竹本が,ハチャメチャな美大生の中にあって,普通の常識人というか,経済学部の学生っぽいというか。劇中で語り手の役も兼ねているので,そうならざるを得ないのでしょうね。
2020年5月27日水曜日
2020.05.27 ここは退屈迎えに来て
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● 橋本愛が主役の「私」を演じるのだけど,劇中において絶対的な主役はいない。男対男,女対女,男対女。個対個,その組合せ対組合せ。それらの関係が幾重にも折り重なって物語が進行する。
劇中人物の誰にとっても高校時代が桃源郷になっているのだが,桃源郷の中心にいた椎名は「私」の名前を憶えていなかった。それを知って,「私」から砂絵のようにすべての記憶が崩れていく。
● 舞台は路面電車が走っている地方都市,富山。半世紀前は都会は人工物だから画一的だと言われた。対して,地方はそれぞれに地方である,と。
が,今は逆だね。銀座,浅草,新宿と,都市はそれぞれに個性的だが,田舎はどこも同じ。チェーンのファストフード店やファミレス,パチンコ店,ガソリンスタンドでできている。画面の富山の風景は宇都宮のそれとほとんど同じだ。
2020年5月26日火曜日
2020年5月25日月曜日
2020年5月24日日曜日
2020年5月23日土曜日
2020年5月19日火曜日
2020.05.19 大奥~永遠 右衛門佐・綱吉篇
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綱吉が菅野美穂で,柳沢吉保が尾野真千子。その菅野美穂と尾野真千子の対峙シーンが,この映画の第一の見所になる。芸達者の2人が向き合うと,真剣で立ち会っているような凄みがある。こちらの勝手な思い込みかもしれないんだけど。
● 綱吉を挟んで,吉保と堺雅人の右衛門佐が三角関係に立つが,こちらはメインにはならない。
「右衛門佐・綱吉篇」の前に「有功・家光篇」があったらしい。こちらはTV時代劇。家光役が多部未華子とあってはぜひ見てみたいのだが,残念ながらAmazonプライムで見ることはできないっぽい。
2020年5月18日月曜日
2020.05.18 サイボーグ009 怪獣戦争
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009の本名(?)は島村ジョー。003はフランソワ。003の声はジュディ・オング。それがどうした? いや,別に。
Amazonプライムで見られるのはこれだけのようだ。が,この2本を見て気がすんだ。
● 半世紀前,少年だったぼくは,こういうのが大好きだった。胸踊らせて見ていたものだ。
ほかに,宇宙少年ソラン,宇宙エース,ビッグX,レインボー戦隊ロビン,スーパージェッターなどなど。
● 本作にはヒロインが登場する。ヘレナという少女。じつはブラック・ゴースト団が作ったサイボーグ0010。
行動はすべて把握されていて,裏切りは許されない。が,009を救うために自分の命を捨てる決心をする。
声が市原悦子。“日本昔ばなし”を思いだしてしまって,イマイチ乗れなかったのが残念。
2020年5月17日日曜日
2020年5月16日土曜日
2020年5月15日金曜日
2020.05.15 TO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
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主演は長瀬智也と神木隆之介。死神こと亀井なおみが尾野真千子だったことには,最後,天国の場面で気がついた。
● 爆笑する局面はないかもしれないが,ニヤニヤするの場面は次から次へとある。よくもまぁ,こういうシーンを思いつくものだ。
現代映画の大筋はこの方向なのかと思ってみようとしたけれども,そうではないでしょうね。少なくとも,大筋になることはないんでしょう。
● 印象に残った場面を1つ取り出せば,森川葵のひろ美が神木隆之介の大助に「私のこと,好きでしょ」という場面。なんつーか,女の子って,すでにして女だよねぇ。怖っ。
けど,この脚本は男が書いているのね。でさ,続けて「私も」っていうんだけどさ,これでコロッと来ない男の子なんかいないでしょ。男の願望が入ってますかね。
2020.05.15 ゼロの焦点
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物語のキーマンとなる佐知子と久子を演じるのが中谷美紀と木村多江。後半からグングンと盛りあがっていき,スコーンと振り切るように終わる。
圧倒的な輝きを放っていた高校生の頃の広末涼子を,ぼくの年代の者は知っている。橋の下をたくさんの水が流れたのだな。
● 20歳になってから40年以上が過ぎたんだけど,記憶に残る自分の人生においては,20歳以前の方が長いんだよね。子ども時代は短いものだけれども,記憶の中では過半を占める。
とすると,20歳まで生きれば,その先は余生だと見倣していいんだろうか。
2020年5月14日木曜日
2020年5月13日水曜日
2020年5月11日月曜日
2020年5月7日木曜日
2020年5月6日水曜日
2020.05.06 ドラマ「JIN -仁-」
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● 昨年の1月22日にAmazonプライムの会員になった。Amazonで買物はあまりしないので(年に片手で数えられる程度),もっぱらプライムビデオを見るために会員になった。1年間で151本の映画を見た。
途中で,年会費が4,900円に値上げされた。しかし,まったく気にならない。会費以上の恩恵を受けているからだ。
● が,その大半は前半の半年で見ていて,だんだん見なくなった。飽きたというんじゃないけど,何だか他のことをして過ごす時間が増えた。ついには,月に1本しか見ないようになっていた。
それがね,今年の3月10日に,土屋太鳳(と菅田将暉)主演「となりの怪物くん」を見たのを機に,再び,プライムビデオを見るようになった。4月からは退職して隠居じじいになったこともあって,プライムビデオを見るために息をしているような感じになった。
3月10日以降,130本ほど見ている。
● で,この黄金週間中は,大沢たかお主演のドラマ「JIN -仁-」を見た。地上波(TV)でも再編集版が放送されていたようだけど,ぼくはAmazonプライムビデオで。
まず,2009年に放送されたPart1を。当然,TV放送はリアルタイムで見ている。
ドラマ史に残る名作でありましょうね。綾瀬はるかが新境地を示した作品でもある。中谷美紀の“ありんす”言葉も流行りました。
● 5月2日にPart1の第1話を。戸田菜穂でありましょうね,この回は。
3日に第2話から第8話まで。このドラマはストーリーや場面設定,脚本,俳優の演技のほかに,音楽も効果的に使われていると感じました。その音楽は,髙見優,長岡成貢の担当。
大沢たかお演じる南方仁はよく泣く男だ。そういう場面がたくさんあるからで,それがドラマというものなのだが,ニヒルよりも感情家の方が受けるんでしょうね,今という時代には。
● 4日に第9話から第11話(最終回)まで。何回でも泣けますよ。
第10話で,綾瀬はるかの咲が兄の恭太郎に「医術ではなくて,南方先生じゃないのか。お前が夢中になったのは」と問われ,「私の出る幕などございませぬ」と答えるシーン。ぼくはこのシーンを見るために,このドラマはあると思っていてね。
状況をすべてを受け入れて覚悟を決めている。凛とした,しかし苦渋に満ちた,若い女の決断の潔さ。それをほぼ完璧に表現した綾瀬はるかの演技。リアルタイムの放送でこのシーンを見て,ぼくは彼女のファンになったのですよ。
● 再確認したのは他にもあって,中谷美紀と柴咲コウが似ていること。顔の造作もさることながら,表情の作り方とかそっくりだと思った。
この2人,かなり被りますよねぇ。いや,どちらも大変な女優さんであるわけですが。
● 5日からPart2の「JIN -仁- 完結編」を。2011年に放送されたもの。もちろん,こちらもリアルタイムで見ている。
第1話から5話までを見た。第3話で南方先生のプロポーズを咲は断っている。これ,けっこう大事な伏線になるんだっけ。細かいことは忘れている。であればこそ,二度目も楽しめるわけだけど。
● で,今日(6日),第6話~第11話(最終回)を。
Part1に比べると,各回の独立性が強い。また,大政奉還や竜馬暗殺などの史実とのつながりを滑らかにするために,南方仁を女々しく造型せざるを得なかったのかとも思った。
特に竜馬暗殺の回では,南方はやらなくてもいいことをわざわざやって,最悪の結末を招いてしまった。南方が動かなければ,恭太郎を竜馬の刺客に仕立てあげなくてもすんだろう。
● そうしなくては次につながらないわけだけれども,どうも展開が不自然というか,大味になってしまった。ぼくはそのように感じた。
たとえば,竜馬の最期まで描くのであれば,妻のお龍さんが一度も登場しないのはいかにも不自然だ。登場させてしまってはドラマの展開がぶち壊しになってしまうのはわかる。竜馬と野風の関係性の描き方にも訂正が必要になる。
ではあっても,何とはなしのモヤモヤ感が残るんだな。
● ドラマとしての面白さ,吸引力は,Part1の方が勝ると思う。野風にはやはり花魁として登場してもらった方が収まりがいいというのもある。
● Part2では咲が圧倒的に強くて賢人。先が見えない状況で骨太の行動指針を示す。南方や恭太郎はそれに従うだけ。個々の戦闘では強さを発揮するが,それは母親に全部用意してもらって登校する小学生のようなものだ。
Part1では花魁の野風がその役割を分担したが,Part2では野風は後ろに引っ込むので,咲が一手に引き受ける形になる。途中から,主役は綾瀬はるかになっていた。と思わせるほどに咲の存在感が大きくなった。
● TVの再放送でも2桁の視聴率があったらしい。コロナに覆われている今の状況も追い風になったろう。が,基本はドラマの持つ力でしょうね。脚本,撮影,音楽・・・・・・。
あとキャスト。大沢たかお,綾瀬はるか,内野聖陽,中谷美紀,麻生祐未,小出恵介,桐谷健太,小日向文世,武田鉄矢など,錚々たる俳優陣だが,それら俳優陣にとってもこのドラマはそれぞれが自身の代表作に挙げるものになったろう。
● あぁ,忘れるところだった。喜市を演じた伊澤正樹を逸してはいかんねぇ。「ALWAYS 三丁目の夕日」の須賀健太を彷彿させる。
8歳でここまで注目されては,この先が多難かもしれないと余計な心配をしたくなるほどだった。
途中で,年会費が4,900円に値上げされた。しかし,まったく気にならない。会費以上の恩恵を受けているからだ。
● が,その大半は前半の半年で見ていて,だんだん見なくなった。飽きたというんじゃないけど,何だか他のことをして過ごす時間が増えた。ついには,月に1本しか見ないようになっていた。
それがね,今年の3月10日に,土屋太鳳(と菅田将暉)主演「となりの怪物くん」を見たのを機に,再び,プライムビデオを見るようになった。4月からは退職して隠居じじいになったこともあって,プライムビデオを見るために息をしているような感じになった。
3月10日以降,130本ほど見ている。
● で,この黄金週間中は,大沢たかお主演のドラマ「JIN -仁-」を見た。地上波(TV)でも再編集版が放送されていたようだけど,ぼくはAmazonプライムビデオで。
まず,2009年に放送されたPart1を。当然,TV放送はリアルタイムで見ている。
ドラマ史に残る名作でありましょうね。綾瀬はるかが新境地を示した作品でもある。中谷美紀の“ありんす”言葉も流行りました。
● 5月2日にPart1の第1話を。戸田菜穂でありましょうね,この回は。
3日に第2話から第8話まで。このドラマはストーリーや場面設定,脚本,俳優の演技のほかに,音楽も効果的に使われていると感じました。その音楽は,髙見優,長岡成貢の担当。
大沢たかお演じる南方仁はよく泣く男だ。そういう場面がたくさんあるからで,それがドラマというものなのだが,ニヒルよりも感情家の方が受けるんでしょうね,今という時代には。
● 4日に第9話から第11話(最終回)まで。何回でも泣けますよ。
第10話で,綾瀬はるかの咲が兄の恭太郎に「医術ではなくて,南方先生じゃないのか。お前が夢中になったのは」と問われ,「私の出る幕などございませぬ」と答えるシーン。ぼくはこのシーンを見るために,このドラマはあると思っていてね。
状況をすべてを受け入れて覚悟を決めている。凛とした,しかし苦渋に満ちた,若い女の決断の潔さ。それをほぼ完璧に表現した綾瀬はるかの演技。リアルタイムの放送でこのシーンを見て,ぼくは彼女のファンになったのですよ。
● 再確認したのは他にもあって,中谷美紀と柴咲コウが似ていること。顔の造作もさることながら,表情の作り方とかそっくりだと思った。
この2人,かなり被りますよねぇ。いや,どちらも大変な女優さんであるわけですが。
● 5日からPart2の「JIN -仁- 完結編」を。2011年に放送されたもの。もちろん,こちらもリアルタイムで見ている。
第1話から5話までを見た。第3話で南方先生のプロポーズを咲は断っている。これ,けっこう大事な伏線になるんだっけ。細かいことは忘れている。であればこそ,二度目も楽しめるわけだけど。
● で,今日(6日),第6話~第11話(最終回)を。
Part1に比べると,各回の独立性が強い。また,大政奉還や竜馬暗殺などの史実とのつながりを滑らかにするために,南方仁を女々しく造型せざるを得なかったのかとも思った。
特に竜馬暗殺の回では,南方はやらなくてもいいことをわざわざやって,最悪の結末を招いてしまった。南方が動かなければ,恭太郎を竜馬の刺客に仕立てあげなくてもすんだろう。
● そうしなくては次につながらないわけだけれども,どうも展開が不自然というか,大味になってしまった。ぼくはそのように感じた。
たとえば,竜馬の最期まで描くのであれば,妻のお龍さんが一度も登場しないのはいかにも不自然だ。登場させてしまってはドラマの展開がぶち壊しになってしまうのはわかる。竜馬と野風の関係性の描き方にも訂正が必要になる。
ではあっても,何とはなしのモヤモヤ感が残るんだな。
● ドラマとしての面白さ,吸引力は,Part1の方が勝ると思う。野風にはやはり花魁として登場してもらった方が収まりがいいというのもある。
● Part2では咲が圧倒的に強くて賢人。先が見えない状況で骨太の行動指針を示す。南方や恭太郎はそれに従うだけ。個々の戦闘では強さを発揮するが,それは母親に全部用意してもらって登校する小学生のようなものだ。
Part1では花魁の野風がその役割を分担したが,Part2では野風は後ろに引っ込むので,咲が一手に引き受ける形になる。途中から,主役は綾瀬はるかになっていた。と思わせるほどに咲の存在感が大きくなった。
● TVの再放送でも2桁の視聴率があったらしい。コロナに覆われている今の状況も追い風になったろう。が,基本はドラマの持つ力でしょうね。脚本,撮影,音楽・・・・・・。
あとキャスト。大沢たかお,綾瀬はるか,内野聖陽,中谷美紀,麻生祐未,小出恵介,桐谷健太,小日向文世,武田鉄矢など,錚々たる俳優陣だが,それら俳優陣にとってもこのドラマはそれぞれが自身の代表作に挙げるものになったろう。
● あぁ,忘れるところだった。喜市を演じた伊澤正樹を逸してはいかんねぇ。「ALWAYS 三丁目の夕日」の須賀健太を彷彿させる。
8歳でここまで注目されては,この先が多難かもしれないと余計な心配をしたくなるほどだった。
2020年5月1日金曜日
2020.05.01 おかあさんの木
Amazonプライムビデオ
太平洋戦争をどう描くかといえば,このような描き方になることが多い。この描き方が視聴者に好まれるからでもある。
たとえば,憲兵の横暴や拷問の話は戦後の数年間に作られた部分がかなりあるのじゃないか,とぼくは思っている。
● が,一方で,戦闘行為で死んだ兵は少なく,多くは餓死したのだとも言われる。追い詰められてやむを得ず始めた戦争には違いないとしても,追い詰められるに至る経緯が愚鈍に満ちている。
愚鈍は大衆が作っているが,メディアがそれを煽っている。
● 政党が党利党略にあけ暮れて決めるべきものを決められなかったから,国民が軍部に期待したのでもある。
あの戦争は,軍部の上層部のお粗末さが正視に耐えないほどだったから,どうしても軍部に批判が集中しがちだけれども,軍部を台頭させた原因に議論が及ぶことが少ないのは不思議という他はない。
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