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それが本人にとって幸せなことだったのかどうかは,また別な話。というようなことを言えるのも,ぼくらは14歳の宮沢りえがこの後どういう人生行路を辿ったかを,表層の出来事だけではあっても,知っているからだ。
● 大人ができればこうありたかったと考えがちな,ある意味,理想の中学生を造形しているわけだ。もちろん,ファンタジーだ。ここまでの仕掛けを演出できる中学生などいるわけがない。
が,それゆえ,楽しめる娯楽映画になっているわけだ。
● それと,中学生に翻弄される教師を演じている俳優たち(笹野高史,大地康雄,佐野史郎)の貢献も大きい。