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まずは鈴木財閥の総帥,鈴木次郎吉が騒々しく「かつてゴッホが2番目に描き,第二次世界大戦時の芦屋空襲で焼失したとされる『ひまわり』の模写」を3億ドルで落札。さらに,「次郎吉はゴッホの『ひまわり』を7つ全て集め,日本で「日本に憧れたひまわり展」を開催する。
● そこで色々と起こるわけなのだが,紛らわしいのが怪盗キッドが登場していることだ。宝石以外は盗まないキッドが絵画を盗もうとするし,人を殺そうともする。何やら変なのだ。
しかし,キッドが登場したということは,コナンと協力して犯人を捕まえることになるのだよと,観客に伝えてもいるわけだ。
● 実際にそういう展開になるのだけれども,どうも展開の転がりがスッキリしない。犯行の動機も犯人が自ら語るのだけれども,それを聞いても何だか釈然としない。今回のストーリーはノッペリと進むという印象。
もちろん,コナンの超人的な活躍シーンもあり(アニメだからね),最後まで諦めないで打開策を探るコナンのカッコよさも味わえるのだが,犯人にあまり凄みがないからかな,ストーリーに起伏が足りないと感じてしまった。
● 絵画鑑定士の宮台なつみの声を榮倉奈々が担当。主題歌はポルノグラフィティの「オー! リバル」。