2025年5月31日土曜日

2025.05.31 スラムダンク 劇場版

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● 「スラムダンク」は井上雄彦原作の漫画で,TVアニメにもなり,著名な作品だとは知ってたのだが,漫画もアニメも見たことがない。今回の劇場版がスラムダンク初体験。
 公開は1994年3月。他の作品2つと合わせて公開されており,上映時間は30分。

● スラムダンクってこういう中身だったのか。「スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道」と「スラムダンク 湘北最大の危機! 燃えろ桜木花道」も続けて観た。もうひとつあるらしいんだけども。

● オープニングテーマはBAADの「君が好きだと叫びたい」。前世紀末はこういう時代だったのかと思わないでもないのだけれども,すでに記憶は茫々とし始めている。

2025.05.30 映画 ホタルノヒカリ

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● 劇場公開2012年6月。原作はひうらさとるの同名漫画。
 テレビドラマ「ホタルノヒカリ」第2弾から2年後という設定。テレビドラマもだいたい見ていた。まだテレビを見ていた時期だ。

● “干物女” の雨宮蛍(綾瀬はるか)が,高野部長(藤木直人)と新婚旅行でローマへ。ところが,ローマで高野部長が消息を絶ってしまう。その理由を蛍が誤解したところから,映画は佳境に入るのだが。
 そんなわけで,後半から面白くなる。前半は我慢のとき。

● 綾瀬はるかが圧倒的な存在感。ほとんどすべてを綾瀬はるかが支えている。
 冴木莉央の松雪泰子が準主役。こちらも達者な演技で見応えあり。
 他には,ドラマのレギュラーだった板谷由夏,安田顕。莉央の弟役で手越祐也。

● 音楽は菅野祐悟が担当。

2025年5月29日木曜日

2025.05.28 ヤッターマン

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● 1970年代のタツノコプロ製作の人気アニメであったらしいのだが,見た記憶はない。それを実写化したもの。
 ので,ヤッターマンに接するのは,今回が初めて。劇場公開日は2009年3月。

● 「ヤッターマン1号に櫻井翔,2号に福田沙紀。ライバルのドロンジョに深田恭子。4つ揃うとなんでも願いが叶うというドクロストーンめぐる,ヤッターマンとドロンジョ率いるドロンボー一味との戦いを描く」というものなんだけど,徹底的なナンセンスドタバタ。
 そこに,ちょっとホロリとさせる要素を入れ込んで,娯楽映画に仕立てている。いや,面白かったですよ,これ。

● 出演は他に,生瀬勝久,ケンドーコバヤシ,岡本杏理,阿部サダヲ。
 「ドラえもん」で長くのび太を担当した声優の小原乃梨子さんも。

2025年5月28日水曜日

2025.05.27 いつか読書する日

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● 公開は2005年6月。20年前。
 冒頭に鉛筆をハンドル式の鉛筆削りで削るシーンがある。主役の大葉美奈子(田中裕子)の少女時代,美奈子が作文を書くところ。
 鉛筆は三菱9800。鉛筆削りはカール事務器のもの(だと思う)。

● 末期がんの高梨容子(仁科亜季子)が時々,ノートに何かを書きつける。そのノートは A6 Campus。
 自分も同じものを使っているので,何がなし親近感を覚えたのだが,容子は横罫の罫線を無視して縦書きしている。

● Campus の表紙のデザインは先代(第4代)のもの。2000年から2011年まで販売されていたものだ。
 高梨槐多(岸部一徳)の職場(市役所)にはそれぞれのデスクにパソコンが配置されている
 劇中の時代設定は公開時と同じと考えていいのだろうか。ずいぶんと昔のように感じられたのだが,20年前はこんなだったろうか。バブルが弾けて失われた10年と言われていたときだけど。

● 出演は,他に,渡辺美佐子,香川照之,杉本哲太,鈴木砂羽など。
 美奈子は本好きなのだが,タイトルは,読書できるのは大切なものを失ってから,の意なんだろうか。具体的には想い人ということなんだが。

● 美奈子も槐太も皆川敏子(渡辺美佐子)も,重い事情を抱えている。にもかかわらず,誠実に生きている。
 そういうところが感情移入を誘う理由になっている。後味の良さを作ってもいる。

2025年5月26日月曜日

2025.05.25 ああ,ラブホテル

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● ウィキペディア先生によれば「2014年にWOWOWで放送されたテレビドラマ。ラブホテルを舞台としたシチュエーション・コメディ」ということ。
 シーズン1が10話。シーズン2が18話。2話ずつ放送され,時間は2話で25分。

● 本放送の前にプレシーズンの2話があり,今回観たのはそのプレシーズンの2話。
 第1夜は,一治と聖美。星野真里と今をときめく田中圭が,学生服のコスプレで繰り広げるドタバタ。

● 第2夜は,高坂とアリス。売れない(かつ,書けない)小説家もどきの中年男性と,天真爛漫だけれども育ちの良さそうな風俗嬢のドタバタ。甲本雅裕と北原里英が演じる。

● 本放送分をまとめたのもアマプラにあるらしい。

2025年5月25日日曜日

2025.05.24 映画ドラえもん のび太と空の理想郷

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● 劇場公開は2023年3月。これで「映画ドラえもん」は全部観た。今年公開のを別にすれば。
 今回の舞台は,空に浮かぶ謎の三日月型の島「パラダピア」。“誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園”。
 けれども,じつは「心」を奪って,自在に人間を操ろとする黒幕が・・・・・・

● 「パラダピア」の正体をなぜか知っていたハンナという少女。
 彼女がなぜそれを知り得たのかも説明して欲しかったかな(マリンバのアシストがあったのか)。それを三賢人に隠しとおすことができたのはなぜなのか,も。

● ヒーローはパーフェクトネコ型ロボットのソーニャ。永瀬廉が声を担当。
 他に,山里亮太と藤本美貴も出演している。器用なものだなと思った。

● いや,面白かった。「ドラえもん」くらいが,ぼくにはちょうどいいのかもな。

2025年5月24日土曜日

2025.05.23 映画ドラえもん のび太の地球交響楽

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● 公開は2024年3月。映画ドラえもんの43作目。長く続いているわけだ。初期の声優陣は鬼籍に入っているし,第1作を観た子供たちも50歳を過ぎてるんだもんな。
 それと気づかぬうちに,橋の下をたくさんの水が流れたわけですよ。自分も気づかぬうちに老境に入ったのも納得ですよ。

● 今回のヒロインはムシーカ星人のミッカ。ムシーカ星ではファーレという呼称の音楽がすべてのエネルギーになる。
 ところが,ノイズと呼ばれる「音楽を消してしまう不気味な生命体」によってムシーカ星は4万年前に壊滅。

● のび太がドラえもんの道具を使って,1日だけ地球から音楽を消滅させた。その1日を突かれて,地球もノイズに狙われる。
 ミッカたちを助け,地球を救うために,ドラえもん,のび太,ジャイアン,スネ夫,しずかちゃんが,ミッカや彼女の執事で作曲家でもあるチャペックと協力して,「音楽」を奏でまくるという話。

● 声優はレギュラー陣の他に,芳根京子と吉川晃司も。言われなければ気づけなかった。つまり,上手いんでしょうね。

2025年5月23日金曜日

2025.05.22 春画先生

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● 公開は2023年10月。主役が内野聖陽。「」の坂本龍馬,「きのう何食べた?」のケンジで,凄い役者だなと思ってましたからね。
 彼が主演だというのが,この映画を観ようと思った理由のほとんどすべて。
 他に,北香那,柄本佑,白川和子,安達祐実,田山涼成。

● 「知的好奇心くすぐる偏愛コメディ!」とあるんだけれども,これはコメディだったのか。もちろん,リアルドラマではないし,教養番組でもない。
 けど,コメディと言われても,ぼくは一度も笑うことなく観終えたんだが。

● 最後の30分が予想できない展開で面白かった。どんでん返しというのじゃないけれど。最後の収め具合もスマート。
 けど,観終えた後に,自分も春画を少し勉強してみようかなどとは思わせない。そういう映画じゃない。

2025年5月22日木曜日

2025.05.21 宇宙戦艦ヤマト 劇場版

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● 劇場版大和の最初の作品。4Kリマスターでの配信。
 公開は1977年8月。テレビ放送分を再構成したものらしい。テレビ放送が始まったのは1974(昭和49)年だ。半世紀前になる。
 DVD を借りて観ていると思っていたのだけれども,最後まで既視感はなかったから,今回,初めて観たのかもしれない。

● 今となっては古色蒼然の感は否めない。全体的に間延びしているというか。浪花節に覆われているというか。
 もうひとつ。これは少年アニメだ。昔の「鉄人28号」などの系譜をひくものだ。
 「鉄人28号」の主人公は正太郎君だったが,本作の主人公である古代進や島大介,森雪も大人というよりは,少年(少女)なのだと思う。古代進と森雪がも薄っぺらなヒューマニズムを語る場面が場違いに挿入されるのも,そう考えると辻褄が合う。

● 大人が観てもつまらないようになっている。「名探偵コナン」や「ドラえもん」は大人が観ても楽しめるのだけれども,こちらは何とも。時代というものですかね。
 ので,この1作で終わりにして,続編は追わないことにしたい。

● 声優陣は,沖田艦長に「ルパン三世」の銭形警部の納谷悟朗。ガミラスのデスラー総統に伊武雅刀。イスカンダルの妖精(?)スターシャに「魔法使いサリー」の平井道子。

2025年5月21日水曜日

2025.05.20 思い,思われ,ふり,ふられ

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● 「君の膵臓をたべたい」で共演した浜辺美波と北村匠海が再び。と言っても,主演はあと2人いて,福本莉子と赤楚衛二。ぼくはこの2人の演技を観るのは今回が初めてなんだけど。
 劇場公開は2020年8月。原作は咲坂伊緒のコミック。

● この4人が織りなす物語。朱里(浜辺美波)と理央(北村匠海)は同年齢だが姉弟の高校生。しかも,血はつながっておらず,姉弟になる前の中学生のときは,互いに好意を持っていたというややこしい設定。
 そこに由奈(福本莉子)と和臣(赤楚衛二)が加わる。4人は同じ高校の同学年で,同じマンションに住んでいる。

● それぞれが家庭と個人の事情を抱えていて,4人の間で「思い,思われ,ふり,ふられ」があり,けっこう重い青春ドラマと言うかな。
 基本的には4人の成長物語と言っていいのだろう。

● 演技だけで言うと,北村匠海が秀でていると思った。美味しい役をもらったのは福本莉子。
 戸田菜穂が朱里の母親役。どういうわけか,ぼくは彼女が気になっている。だいぶ前のテレビドラマ「」でも彼女の登場シーンだけは憶えている

● Amazon Prime Video には2年以上ご無沙汰してて,今月から復帰したんだけども,Amazonってエンドロールを最後まで見せてくれない仕様になってたんですね。
 なんで? 最後まで見たいんだけどね。

2025年5月19日月曜日

2025.05.18 釜石ラーメン物語

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● 東日本大震災で亡くなった母親の味を再現しようとする,ラーメン屋の姉妹の奮闘物語ということになるのだが,何というのか,小学3年生の精神年齢のヤンキー姉としっかり者の妹という組み合わせ。
 が,肝心なところで姉が獅子奮迅の働きをして,ラーメン屋は大繁盛。妹の危機をも救う。

● その姉に井桁弘恵。しっかり者で美人の妹に池田朱那。村上弘明と藤田弓子も出演している。
 公開は2022年。昨年4月に DVD が発売され,配信も開始された。おかげで,こうして観れたわけだ。

● なかなか母親の味を再現できないでいるときに,古くからの常連客に,〇〇の醤油と△△の麺を使えとアドバイスされる。母親が使っていたものだ。それで大きく前進する。
 が,きょっと待て。今まで何をやっていたのだ? そんなことはイロハのイだろ。

● 宇都宮を舞台にした「キスできる餃子」と同様,釜石のご当地映画ということになるのだろう。
 難しいことは考えずに,一夕の歓とすべし。

● 釜石に行ったことはある。震災のずっと前だが。けど,釜石ラーメンは食べなかった。

2025年5月17日土曜日

2025.05.17 ちはやふる -結び-

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● 3作目は2018年の公開。3部作を観終えた。祭の後の虚脱を覚えてますよ。3作目が一番面白かったッス。
 今回は野村周平が演じる真島太一がストーリー上の主役。漫画が原作なんだから,非現実的な展開やストーリーの急カーブは問題じゃない。スカッと爽やかコカコーラ,ならいいんですよ。

● 千早と太一が属する瑞沢高校は東京都大会をギリギリの2位で全国大会へ。新が率いる藤岡東高校と全国大会の決勝で相まみえる。
 そこであり得ない奇跡が起こる,と。

● 藤岡東高校の紅一点の強豪,我妻伊織を演じる清原果耶の可愛いことね。千早に負けちゃうんだけどね。
 その後,千早はクイーンになったことを,ナレーション知らされる。ハッピーエンドで終わる。

● が,千早や太一,新たちがその後の長い人生をどう作って行ったのかを想像する自由が,こちら側にはある。
 主体性というけれど,主体性などというものではどうにもならない偶然の作用が大きいとぼくは思うので,彼らの人生もそうそうバラ色にはならないだろうよ,と意地悪く想像する。

● どんなに頭が良くても運動神経が良くても,順風満帆な人生はあり得ない。まして,かるたがどれほど強かろうと,何がどうなるものでもない。
 不運や不幸は万人に平等に降り注ぐ。マサカという坂にも二度や三度は遭遇するだろう。むしろ,人生の本質はそちらにある。
 彼らもまた,世俗の塵を浴びて四苦八苦しながら,しかし見事に生き抜いて行くだろう。与えられた寿命を生き抜けば,どんな人生であろうと,それは見事と評するに値するのだ。

2025年5月16日金曜日

2025.05.16 ちはやふる -下の句-

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● “上の句” の2016年3月に続いて,公開は2016年4月。綿谷新の真剣佑の登場頻度が上がっている。ここでの真剣佑,カッコいいねぇ。
 森永悠希が演じる駒野勉(机くん)のキャラがどこかに飛んで,すっかりチームに溶け込んでしまっているのが,残念っちや残念だけれども,そうなってくれないとストーリーにならない。
 つみきみほ も出ていたようなんだけども,気がつかなかった。

● “上の句” で地ならしが終えて,この “下の句” から映画の本気が出るというか。つまり,本作の方が前編より面白い。
 松岡茉優のクイーンが彩りになってますかね。

● そのクイーンは一人でかるたに取り組んできたという設定。チームを組んでやってきた広瀬すずの綾瀬千早か,一人のクイーンか。
 映画は千早を持ち上げるわけだが,個人的には,この後も圧倒的に強いクイーンであって欲しいなぁ。

● 千早をめぐって,野村周平の太一と新が取り合うってんじゃないけども,対峙している。そうした青春ドラマ的な要素ももちろんある。
 太い糸ではないのだが,これがないとつまらんでしょうなぁ。

2025.05.15 ちはやふる -上の句-

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● 公開は2016年3月。青春コメディドラマ。原作は末次由紀の漫画。
 原作との乖離がけっこうあるようで,原作好きからはナニコレという評価もあったらしい。幸か不幸か,少女漫画であることもあって,ぼくは原作を読んでいない。

● 主演は広瀬すず。10年前の広瀬すずを見たかったわけなんですよ。上白石萌音も出てるんですよ。
 他に,野村周平,真剣佑,國村隼,松田美由紀。

● 競技かるたっていうのはこういうものか。多少は知っていたんだけれども,これは反射神経を競うスポーツなんですか。
 たしかに雅ではないなぁ。文字を読み上げる声と,かるたを取る様のギャップが凄い。

● 日テレが映画から10年後の高校生の「ちはやふる」をドラマ化する。上白石萌音が演じた大江奏が,今度はかるた部の顧問になって登場する。綺麗になった上白石萌音が出るんですよ。
 でも,テレビは観ませんけどね。

2025年5月13日火曜日

2025.05.13 レディ加賀

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● 小芝風花,素敵なレディになりましたよねぇ。NHK大河は観てないんですけどね。
 その小芝風花の主演映画。2024年公開。タップダンスで加賀温泉を盛り上げようとする女将の卵たちの奮闘(ドタバタでもるわけだ)物語。

● 小芝風花演じる樋口由香の母親役に檀れい。「武士の一分」で木村拓哉と夫婦役を演じたのが2006年。あれから20年経つのか。早いもんだなぁ。
 佐藤藍子も久しぶりに見た。蜷川幸雄の演出で大沢たかおと「ロミオとジュリエット」の舞台に立ったのはいつだっけ?
 気づかぬうちに橋の下をたくさんの水が流れていたんだなと,ちょっとセンチな気分になりましたよ。

● 小芝風花は,フィギュアスケートでオリンピックに出るかというところまで行った運動神経の持ち主。タップもサマになっている。カッコいい。
 ラストに彼女のソロが長く映される。当然,この映画の観どころになるでしょう。

● 主題歌は眉村ちあき「バケモン」。

2025年5月12日月曜日

2025.05.12 陰陽師0

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● 「キングダム」とは違う山﨑賢人を見たいと思って,本作を。2024年4月に公開。
 陰陽師となる前の若き安倍晴明が主人公。組織に従わない破天荒な性格で,幼いときに両親を殺された過去を持ち,とんでもない超能力と身体能力を持つ。クールで,たぶん女性にも興味はなさそうだ。

● その清明を山﨑賢人が演じる。清明とは真逆の情に厚く人の善い源博雅に染谷将太。博雅の想い人である徽子(よしこ)女王に奈緒。
 徽子女王を最初に見たときは大島優子かと思った。ちょっと違うな,とね。

● 他に,國村隼,安藤政信,北村一輝,小林薫ら。
 音楽は佐藤直紀が担当。主題歌は BUMP OF CHICKEN「邂逅」。

● 本作から7年前の「一週間フレンズ。」の山﨑賢人の印象が残りすぎてる。彼も歳を取ったんだなと思った。
 いやいや,誰でも等しなみに7つばかり年は取ってるんだけどさ。若い人の変化は年寄りに比べれば顕著だからね

● ブラックコーヒーで栗まんじゅうを流し込みながら観られる気楽さは,映画館では味わえないもの。ポプコーンはOKだけど,栗まんじゅうはねぇ。
 サブスクでもって家で観る良さのひとつは,こういうことですよね。もうひとつは,お金がかからないこと。さらに挙げると,トイレに行きたくなったら画面を止められることだな。

2025年5月11日日曜日

2025.05.11 短編映画「ラストシーン」

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● 是枝裕和監督が iPhone 16 Pro で全編撮影したというやつ。Apple Japan 公式 YouTube チャンネルで今月9日に配信された。
 𝕏 でもやたら広告として上がってくるので,観てみましたよ。

● 出演は,仲野太賀と福地桃子。他に,黒田大輔やリリー・フランキー。主題歌は Vaundy「まじで,サヨナラべぃべぃ」。
 しっかり観応えのある,カタルシスも味わえる,立派な映画になっていると思いましたよ。

● iPhone で撮ったと言われなければそうとは気づかない。気づく人もいるんだろうけれども,大方の人は気づかないと思う。
 30分に満たない短い「作品」だけれども,普通の2時間の映画も iPhone だけで撮れるのは近未来かもしれない。公開前提(したがって,しっかり入場料を取る)の映画も iPhone で撮影できちゃう。

● ただし,撮影機材が iPhone ですむからといって,撮影コストが大きく下がるということではないんでしょ。撮影するものを撮影できる状態にするためのコストは今までと同様に必要になるんだろし。
 撮影するのに必要なノウハウも,身につける必要がある。

● 才能が要ることも変わらない。是枝監督がやったからこれだけのものができたわけで,ぼくやアナタが同じことをできるわけではない。
 高性能一眼レフは手に入りやすくなったけども,カメラマンとして立っていける人が増えたわけではない,というのと同じ。

2025.05.10 キングダム2 遥かなる大地へ

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● 2022年の公開。2019年に公開された『キングダム』の続編。
 主演は山崎賢人。1作目に登場した長澤まさみは,今回は出ない。橋本環奈や大沢たかおの出番も多くはない。要潤と玉木宏もちょこっと登場。

● 徹底的なファンタジー。荒唐無稽。“悲しみの一族” とかね。原作は原泰久の漫画だから,当然そうなる。
 ファンタジーを楽しんで,明日への活力にしましょう。今夜はゆっくり休みましょう。

● 主題歌は Mr.Children「生きろ」。

2025年5月5日月曜日

2025.05.05 TV シリーズ特別編集版「名探偵コナン 本庁の刑事恋物語~結婚前夜〜」

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● 2022年公開の「ハロウィンの花嫁」のプロモーションとして作成されたもの。
 佐藤刑事と高木刑事が結婚に到るまでのアレやコレやの物語。

● 「ハロウィンの花嫁」と比べてはいけないのは当然なんだけれども,ちょっと冗長な感じあり。
 佐藤刑事に人間味(?)あり過ぎ。佐藤刑事って,もっと冷静沈着で,こんなに人前で取り乱す人じゃないよねぇ。これじゃ普通のオバサンじゃん,みたいな。

2025年5月4日日曜日

2025.05.04 TV シリーズ特別編集版「名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン〜」

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● 2023年に公開された劇場版の「名探偵コナン 黒鉄の魚影」のタイアップ動画。
 灰原哀の生立ち,かつて黒の組織に属していたこと,そこから逃げた動機,そのため自身が開発した薬で少女になっても,組織から命を狙われていることが紹介される。

● そして,実際に命を狙われる。「黒鉄の魚影」でも狙われるわけだが,ここではその前哨戦。
 けれどもコナンを始め,力強い仲間たちが助けてくれるという話。「黒鉄の魚影」もこんな話だよと語っている感じ。

● 宮野志保(灰原哀)が18歳であることを初めて知った。ずいぶんと大人びた18歳だな。
 それを言うなら,工藤新一もずいぶんと大人な高校生だけどね。

2025.05.03 TV シリーズ特別編集版「名探偵コナン vs 怪盗キッド」

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● 昨年公開された劇場版の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」のキャンペーン動画的な立ち位置にあるのだと思う。怪盗キッドとは何者かを紹介するもの。
 と言っても,紹介するだけじゃないのは言うまでもない。

● 面白さという点では,イマイチ喰い足りないかもしれない。波乱万丈,ハラハラドキドキが少ない。
 主人公(コナンであれ灰原哀でれ)に感情移入して,手に汗握るみたいなことはあまりなかった。“主人公 vs 主人公” が競い合うんだからね。

● 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」は観ていない。アマプラが取りあげるのを待つしかないが,この映画のシールやステッカーは何十枚も買った。メルカリでね。測量野帳の表紙に貼って悦に入っている。
 シールもいろんなルートで出ていて,キャンペーンが大掛かりでうったことがわかる。盛り上げるだけ盛り上げようとしてますな。プロモートの専門業者が手際よくやっているんでしょうね。

2025年5月3日土曜日

2025.05.02 劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影

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● 超絶久しぶりにアマプラで映画を観た。こちらの記録が正しければ(→ 間違っていた),2022年11月19日以来。通算で763本目になる。
 何てこったい。これじゃ年会費の元がぜんぜん取れませんよ。

● 観たのは「名探偵コナン 黒鉄の魚影」。公開は2年前(2023年)。 
 これね,映画館で観るつもりが観そびれたまま,映画をまったく観なくなって,そのまま2年以上を過ごしてしまったってことですよ。
 アマプラで観れて良かったですよ。

● もうひとつ,“Fire HD 10” も使わないまま放ってあったんですよ。このタブレットはアマプラを観るくらいしか使い途がないじゃないですか。
 いや,それ以外にも使えるんだけれども,それなら普通に Android タブレットを使えよって話じゃないですか。その “Fire” を使う機会も増やせますしね。

● 自宅でパソコンやタブレットでサブスクの映画を観るのと,映画館で観るのとでは,同じ映画を観るんでも別の体験になる,とはしばしば言われること。
 たしかにそうで,スクリーンの大きさも音響も,したがって臨場感も,まるで違うっちゃ違う。映画館で観た方がいいんでしょう。このブログのタイトルもそうなっている。

● とはいえ,ホテルのレストランに対するルームサービスのような趣もあるでしょ。他者に煩わされないという利点。
 シネコンではポップコーンなど観ながら食べるのが前提の食品を売ってるじゃないですか(それがあるからシネコンの経営が成り立っているくらいの売上げがあるんじゃないですかね)。隣からそれをたべるカサコソという音が聞こえてきたりするじゃないですか。
 自宅ならその煩わしさがない。逆に,自分がそうした煩わしさを他者に感じさせてしまうのではないかと気を遣わなくてもすむ。

● 映画館で観なきゃ観たことにならないと,窮屈に考えることもないと思いますよ。TSUTAYA に代表されるビデオテープのレンタル時代から,自宅の小さな画面で映画を楽しむというのが定着してもいますしね。
 ネットがあるんだから,その技術の恩寵を享受すべきですよ。新作をすぐに観たいなら,映画館に足を運ぶしかないですけど。というわけで,自分の都合のいいように変節したワタクシメでありますよ。

● 劇中の灰原哀,可愛いし,カッコいいしね。コナン映画のキャラクターの中で,圧倒的に彼女のファンですね,ぼくは。
 「100万ドルの五稜星」をアマプラで観れるのは来年になるんですかね。待ちますよ。