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● 「風に立つライオン」(2015年)。ウィキペディア教授によれば,まず,さだまさしが1987年に発表した楽曲「風に立つライオン」があって,それに感銘を受けた大沢たかおが,「聴けば聴くほど,歌われた人物について知りたくなる。この歌の世界を映像で見たい,できるならば自分で演じたい」と,さだに映画化を視野に入れた小説(原作)の執筆を直談判し制作されたものである由。
「大沢の依頼に対してさだがなかなか企画を進めなかったため,大沢は自分でアフリカのドキュメンタリーの仕事を引き受け,それをさだに見せることで本気度をアピールした」ようでもある。
● 「2014年11月に長崎県で撮影がクランクインし,その後はケニアのナイロビで撮影を行っ」た。「敢えて南アフリカのように撮りやすい場所を選ぶのを避けて,ケニアロケを敢行」。「ホテルから撮影現場までは護衛が付き,全員が予防接種を受けて撮影に臨んだ」という。
● さだまさしの楽曲は「ケニアで国際医療活動に従事した実在の日本人医師・柴田紘一郎氏をモデルに」したものだが,映画は東日本大震災を絡ませるなど,フィクション仕立てになっている。
● 主演は大沢たかお。共演は石原さとみ,真木よう子,石橋蓮司。
特に石原さとみでしょ。よく木村拓哉は誰を演じてもキムタクだと言われるが,石原さとみも誰を演じても石原さとみだ。
が,そんなのはあたりまえであって,そうじゃない人がいるのかと訊きたいくらいだ。その石原さとみが演じるワカコがちゃんとワカコになっているのが演技の妙というものだ。
石橋蓮司は今年80歳になる。撮影時は72歳か。そうとわかって見ると,若々しいというかカッコいいなと思う。