Amazonプライムビデオ
らしい,と突き放した言い方をしたけれども,公開されたのは去年の今頃,12月25日だ。この時点では緊急事態宣言もマンボウも出ていなかったけれども,けっこう陰鬱な空気だったと記憶する。東京では2週間後の2021年1月8日に緊急事態宣言が出た。
映画館はモロに影響を受けた。それでも170万人も入ったわけだ。
● 一方で,吉本絡みの話題性もあった。吉本興業 vs 西野亮廣 という構図というかね。
配給に吉本興業の名が上がっているが,残念ながら吉本興業に明日はない。テレビが大衆から見放されてしまった以上,テレビ番組に所属のタレントや芸人を押し込むのが仕事だった芸能事務所は存在意義を失う。
吉本の闇営業騒ぎもそこから来ている。吉本が仕事を取って来れなくなったから,芸人が自分で仕事を取って来ようとしたのがそもそもの発端ではないのか。
吉本興業 vs 西野亮廣 でいえば,勝敗の帰趨はハッキリしている。力のある芸人から吉本を見限って辞めていく。
● 堀江貴文さんなんかは,めっちゃ感動したとTwitterに上げていた。逆に,何これという人もいた。
ぼくはといえば,映画館に見に行こうとまでは思っていなかった。Amazonプライムで見れるようになったら見ようかな,というくらい。傍観者的でしたよ。
● で,Amazonプライムで見られるようになったので,見たわけだ。正直,これ,そんなに騒ぐほどの映画だったろうか,という印象。
感動もしかなったし,泣きも笑いもしなかった。映像のきれいさは感じたけれども,これに関しては「君の名は。」を見てしまっているからねぇ。
● ルビッチの声が芦田愛菜であることに,クレジットを見るまで気づかなかった。母親のローラが小池栄子であることも。スコップが藤森慎吾なのはすぐにわかったけど。