Amazonプライムビデオ
これは東野圭吾の原作に違いないと思って見た。さよう然りで,原作は東野圭吾の同名小説。
● 「目が覚めるたびに変わる2つの世界」。「1つの世界は,愛する麻由子と自分が恋人同士。しかし,もう1つの世界では麻由子が親友の智彦の恋人に…」。「目が覚めるたびに変わる世界で,真実にたどり着けるのか?」という映画。
出演は玉森裕太(Kis-My-Ft2),吉岡里帆,染谷将太。劇中で最も辛い役回りは,吉岡里帆が演じた麻由子だろうけれども,玉森裕太の崇史も,染谷将太の智彦も,ハードなことだ。
● 彼らが勤める「バイテック社」というのは,とんでもない悪徳企業だな。といっても,そうでなければ物語が転がっていかない。
もちろん,そういう社会派の映画ではなく,2つの現実に翻弄される主人公(崇史)をハラハラしながら見守る映画だ。
● 見ている側も,どちらが真でどちらが偽なのか,どうしてこうなったのか,がわからなくて混乱することになる。時系列も乱される。鍵を握るのは真由子だということだけはわかる。
ぼくは,見終えた今も,崇史がいつ記憶を変容させられたのかわからない。
● 主題歌は宇多田ヒカル「嫉妬されるべき人生」。