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劇場版コナンの6作目。ウィキペディア教授によれば,脚本を江戸川乱歩賞を受賞した小説家の野沢尚が担当した。「ストーリー作りも野沢が行っており,彼自身も作家だったために独自のコナンワールドを作ろうと意図し,当初は『オリエント急行殺人事件』のような全編列車内で進行するものを構想していた」が「流れる背景を描き続ける作画コストや空間描写などの映像面での技術的困難から」「舞台をVR空間に決定」したという。
なお,野沢は本作上映の2年後に急逝した。
● 薄幸の天才少年,ヒロキ・サワダが救世主となるのだけども,彼はコナンが工藤新一だと知っていた。どうして知っているのだ?
天才にとっては,そんなことを知るのは朝飯前ということなのかね。いや,別にいいんだけどさ。
● シャーロック・ホームズの舞台となった19世紀後半のロンドンは,これほど陰鬱な都市だったのか。何だか救いがないね,これじゃ。いや,現代の日本に生まれて良かったなと思ったけど。
が,アーサー・コナン・ドイルはその時代に実際に生きて,ホームズを造形しているわけでね。創造力は時代に関係なく,一定の頻度で現れてくるものなんですかねぇ。