2021年11月6日土曜日

2021.11.06 ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

Amazonプライムビデオ

● 「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(字幕版)」(2017年 アメリカ)。Amazonプライムでは,次のように紹介している。
≪世界最大級の〈知の殿堂〉ニューヨーク公共図書館の知られざる舞台裏を描いた,劇場大ヒットの話題作!≫
世界中の図書館員の憧れの的であり,NY有数の観光スポット。本作の主役は,荘厳な19世紀初頭のボザール様式の建築で知られる本館と92の分館からなる世界最大級の〈知の殿堂〉ニューヨーク公共図書館だ。文学,芸術などの分野でも多くの人材を育て,またNY市民の生活に密着した敷居の低い図書館。その活動は,我々の固定観念を打ち壊す。映画には,リチャード・ドーキンス博士,エルヴィス・コステロやパティ・スミスなど著名人も多数登場するが,カメラは図書館の内側の,観光客は決して立ち入れないSTAFF ONLYの舞台裏を見せていく。司書やボランティアの姿,幹部たちの会議…ここでしか見られない図書館の姿は必見!!
● 写真のような壮麗な図書館の内部を紹介していくのではない。この図書館で開催されるセミナーやワークショップ,講演会,音楽会,さらには図書館側の運営会議の様子が坦々と映される。
 それが3時間25分も続くのだ。その中にはたしかにリチャード・ドーキンスなどの著名人が登場するのだけれども,格調が高すぎるというのか,べダンチックが勝ちすぎるというのか。

● 坦々と続くセミナーやワークショップの様子を3時間以上も見続けるのは,かなりの苦行だった。というか,あと1時間というところでついに匙を投げた。もういいやと思ってしまった。
 図書館の周辺を映してくれているだろうから,まだ行ったことのないニューヨークにいる気分を味わえるかもしれないとの期待は,叶えられなかった。ニューヨークの街並が映ることがなくはないのだけれども,ほんの少し。
 
● ただ,今さらながらに知ったこともある。図書館には膨大な本が集積されているわけだが,図書館が提供するのは読書の喜びではないということだ。
 では何を提供するのか。調べるための手段を提供する。図書館の本義は市民が何ごとかを調べたいというときに,それを手助けすることにある。そのために図書館というシステムはある。

● 利用者が使っているノートパソコンは図書館のものではなくて,利用者が個人のものを持ち込んでいるのだろうが,Macばかりが映っていた。図書館スタッフが会議中に開いているパソコンもMac。たまぁにDELLが映ることもあったけどね。
 図書館が備えているパソコンもMacなんだろうか。ひょっとすると,民主党支持者と共和党支持者ではMacの使用者比率が違ったりするのかね。民主党支持者はMacを好むんだろうかね。つまり,Macユーザーにはリベラルが多いんだろうか。