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● 「フォレスト・ガンプ/一期一会(字幕版)」(1994年)。「心ない人からは嘲りを受けつつも,それ以上に良き心を持つ周囲の人々の協力を受けて数々の成功を収め,同時に幸福を周囲にもたらしていく「うすのろフォレスト」の半生を」描いた作品。
● 「アカデミー賞作品賞ほか6部門を独占した映画史に残る名作」とのこと。たしかにアカデミー賞好みの作品だと思った。
今日でプライム対象から外れてしまうことが見た理由の第一なのだが,2021年11月の終わりの日にこの映画を見れてラッキーだった。いわゆるいい映画の典型だ。ひとつの桃源郷を描いている。
● “人生は食べてみなければわからない,チョコレートの箱と同じ”― フォレストの母親がフォレストに言う台詞。正確には,フォレストが母親が言っていたと言うのだが。
このフレーズも人気を博したらしい。そのとおりだもんね。食べてみなきゃわからない。若いときのわかったつもりは,誰もが経験することだが,その “わかった” はわかり方の解像度が粗くて,わかった範疇には入らない。
● フォレスト・ガンプにトム・ハンクス。母親がサリー・フィールド。フォレストの文字どおりの半身だったジェニーはロビン・ライト。
ベトナム戦争での上官のダン・テイラーがゲイリー・シニーズ。同じくベトナム戦争での戦友,バッバ・ブルーがミケルティ・ウィリアムソン。
こうして演じた俳優の名前を書き残しておきたくなるくらい,しっとりとしたいい映画だった。
● ストーリーの展開で唯一アレッと思ったのが,フォレストを養護学校ではなく普通の学校に入れるために,母親が学校の入学担当教師に抱かれたところ。
その行為中の教師の声をフォレストが聞いていたという設定で,観客の笑いを取りに行っているのだが,まぁ,いいのか。