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主演は,この人を起用すれば間違いないと思える綾瀬はるか。他に,西島秀俊,鈴木浩介,小日向文世,檀れい,六平直政,前田敦子,岡田健史,鶴見辰吾,佐野史郎など。
● 久実(綾瀬はるか)と裕司(西島秀俊)の化かしあい。お互いにどこまで気がついていたのか。ラストで明かされる。
久美の記憶が戻ったあとの,2人の気の利いた言葉のやり取り(こいつらも君が連れてきたのか・・・・・・タイムマシンに乗ってね・・・・・・)は欧米の映画には付きものだが,どうもこれは欧米人の方が様になるっぽい。
● ラストの決闘シーンをはじめ,綾瀬はるかの演技が熱い。まずは,彼女の演技を見るための映画だと思う。西島秀俊の独特の温度が通っているアンニュイも。
裕司が久美の胸を撃ち抜いたあと,じつは久美は生きているとわかっていた観客(視聴者)はどれくらいいたか。テレビドラマを見ていなくても,たぶん半数以上の人は予感していたと思う。その伏線を張っていたことにも気がついたろう。
● ロケ地は各地にわたるらしいが,メインの海は静岡県下田市の爪木崎。鳥羽のあたりかと思って見ていたのだけど。
原案は金城一紀。テレビドラマでは脚本まで担当していたらしいが,映画版では脚本はまなべゆきこ。音楽は得田真裕が担当。