2021年9月8日水曜日

2021.09.07 忍びの国

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● 「忍びの国」(2017年)。舞台は戦国時代の伊賀。見どころは,まずストーリーの展開。伊賀をめぐる攻防の面白さ。
 次に,無門(大野智)とお国(石原さとみ)のやりとり。つまり,尻に敷く敷かれるの丁々発止。
 もうひとつが,アクションシーンだ。アクションというか殺陣。殺陣というか忍びの技の応酬。カンフーみたいなユーモラスな動きもあって。これをワンカットで長く撮っているので,大野智の運動神経はかなりのものと見受けられる。

● 織田方を相手にして,伊賀のような小国がどう立ち回るか。十二家評定衆のやり方は間違っていないんだよね。今の言葉でいえば国民をどうして喰わせていくかまで考えていて,かなり優れた集団指導体制のように思える。
 その中で個人の利を追求するところがあっても,そこには目をつぶらないと,回るものも回らなくなる。無門はそのところで思慮が浅かったかなぁ。もう少し思慮があれば,お国を死なせずにすんだ。

● まぁ,そのように見る映画ではないんだけど。主題歌は嵐「つなぐ」。