2021年9月11日土曜日

2021.09.10 さよならくちびる

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● 「さよならくちびる」(2019年)。
 ハル(門脇麦)とレオ(小松菜奈)のデュオ〈ハルレオ〉の解散が決まっていて・・・・・・。この2人にローディ兼マネージャーのシマ(成田凌)が絡んで,実質的にこの3人の3人芝居といっていいくらいだ。
 で,面白かった。ぼくは面白いと感じた。その所以はといえば,門脇麦と小松菜奈の芸のきめ細かさだと思う。

● ハルもレオもスクスクとは育つことができなかったというか,マジョリティーに属することができない事情を抱えている。不器用な生き方を強いられる。
 ハルとレオには音楽の才があったから,ともかく居場所を見つけることができた。そうした才を持たない人はどうすればいい? てか,そういう人はそのマイナス(?)に見合う何かの才を必ず持っているものなんだろうかな。

● 最後の結末は予測していたという人が多いだろう。そう思わせる場面をちゃんと見せてくれている。
 主題歌「さよならくちびる」は秦基博が提供して,〈ハルレオ〉が歌っている。劇中ではほかに「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」の2曲を歌うのだが,これはあいみょんが提供。