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見たのはたまたま。ところが,面白かったわ,これ。イケイケドンドン刑事のマイク(ウィル・スミス)と釣りバカ日誌の浜ちゃん的な気質のマーカス(マーティン・ローレンス)のコンビ。
● マーティン・ローレンスのトボけた味わいが最高で,007ばりのアクションシーンとお金をかけた銃撃戦のシーンがメインなのだけども,最初から最後まで笑いっぱなしになる。コミカルなユーモア映画でもある。そこを引っぱるのがマーティン・ローレンス。
もちろん,計算された表現なわけだが,計算どおりに(あるいは,それ以上に)自然に差しだせるのは,大いなる才能というものでしょ。
● すべての芸術はセクシーさに収斂され,すべての娯楽は笑いに収斂されるとぼくは考えているが,笑いを届けるって大事だよね。笑いは後味の良さも作る。
笑わせてくれて,その後に一切何も残さなできれいに消えるものを以て理想とする。何らかの教訓を残そうと試みると,とたんに下卑てくる。
その点からしても,この映画は上質の娯楽映画と言える。
● マイクに気持ちを寄せているっぽいリタ(パオラ・ヌニェス)も存在感がある。
本作は「バッドボーイズ」の3作目なのだが,以前の作品ではマイクの恋人だったのかもしれない。
● マイクとマーカスはマイアミ市警の警官だ。当然なのだけど,マイアミの街が舞台になる。あまり洋画を見ないぼくにはマイアミの街並や高層ビルが林立する様が新鮮だったりする。行ったこともないし。
メキシコシティーも何度か映される。自分ではまず行けないだろう,けっこうヤバそうなところも見せてくれる。
● ということで,あとの2作もAmazonプライムで見れるので,この際だから見ておこうと思う。