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前作「カジノ・ロワイヤル」のラストシーンの直後からストーリーが始まる。といっても,ヴェスパー(エヴァ・グリーン)とボンドとの回想シーンが挟まれることはない。
全作が2時間半だったのに対して,本作は1時間46分。時間的にもだいぶ短い。
● 冒頭のカーアクションのシーンで度肝を抜かれる。これも日本では撮れないかもしれないね。
舞台はイタリアのシエナからハイチ,南米の砂漠(具体的にどこなのかは知らない)。
ボンドガールはオルガ・キュリレンコ。が,お約束のお熱いシーンはなし。
● 全作に続いてマティス(演じたのはジャンカルロ・ジャンニーニ)も登場。彼も殺されるのだが,結局,ボンドとマティスはどんな関係だったのかは,イマイチよくわからない。
正直,細かい場面の変化を追いきれておらず,なぜここでこのシーンになるのか,このセリフになるのか,ピンと来ないことが何度かあった。
ひょっとすると,テレビの地上波で放送したのを見ているかもしれない。飛行機での攻防シーンに既視感があった。が,その記憶は限りなくアヤフヤだ。
Amazonプライムで「007」シリーズを見られるようになった理由はこれか。劇場に誘導したいわけね。
が,どんな理由であれ,Amazonプライムで見ることができるのはありがたい。