2021年10月5日火曜日

2021.10.04 ダイヤモンドは永遠に

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● 「ダイヤモンドは永遠に(字幕版)」(1971年)。ボンドにショーン・コネリーが復帰。
 監督も「ゴールドフィンガー」以来のガイ・ハミルトン。その結果,何が変わったかというと,コミカルさが増した。
 設定の荒唐無稽さは原作にもあるものだろうか。宇宙空間からレーザー光線のようなものを発射して,地球の軍事施設をピンポイントで破壊するという。いくら何でも,それは無理だろう。

● 「ルパン三世」の実写版のような(「ルパン三世」の方が,こちらのアニメ版なのかもしれないが),車を傾けて片側の車輪だけで走るカーチェイス。
 アメリカ海兵隊(?)のヘリコプター攻撃。ビルの16階で細い線を張って,それにぶら下がって移動するボンド。手に汗を握るシーンも盛りだくさんなのだが。

● 日本が舞台になった「007は二度死ぬ」ではなくてもいい遊びが多すぎだと思ったんだけども,それは「007は二度死ぬ」に限らず,毎回同じなんですね。
 つまり,サービス精神の発露と捉えておけばいいものなのでしょうね。

● ボンドガールはジル・セイント・ジョン。現在,81歳。ちょうど半世紀前の映画ですからね。
 復帰したショーン・コネリーは,しかし,本作をもって退役。次作「死ぬのは奴らだ」から3代目ボンド,ロジャー・ムーアに代わる。