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このとき「ムーアは撮影時57歳であり,現在においてもボンドを最高齢で演じた俳優である。このため,ほとんどのアクションシーンにスタントマンを使用していた」とは,ウィキペディア教授の解説。
● また,「ロイス・マクスウェルがマニーペニーを演じた最後の映画でもある。本人が「もう限界」と降板を希望した」らしい。
次作から,重要な役柄が代わることになるんですな。
● ボンドガールはステイシー・サットンを演じたタニア・ロバーツ。言わずもがなだが,スタイル抜群。
存在感があったのはメイデイのグレース・ジョーンズ。「私を愛したスパイ」と「ムーンレイカー」にジョーズ役で登場したリチャード・キールにあたる異形の役柄なのだが,さすがにアメリカは俳優の個性の強烈度が日本とは違うようだ。
● ところで,邦題を「美しき獲物たち」としたのはどういうわけだろう。原題は「A View to a Kill」で,この方が内容を表している。
直訳したのではちょっとエゲツないということであっても,「美しき獲物たち」では抽象度が高すぎて,何のことやらわからない。
● 最新作の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が映画館で上映中だ。それがあるので,AmazonプライムでもU-NEXTでも,これまでのボンド作品のすべてを見られるようにしたわけだろう。
今日で24作のうち18作を見たのだが,最新作を劇場で見たくなったかというと,これがどうも。いや,おそらく見に行くと思うのだけれども,ぜひにという気持ちにはなっていない。