2017年5月12日金曜日

2017.05.06 テルマエ・ロマエ テルマエ・ロマエ Ⅱ

● 2012年4月の封切り,Ⅱは2014の年4月。監督は武内英樹。主演のルシウスに阿部寛。当時,かなり話題になった。が,ぼくは見にいくことがなかった。Ⅱも同様。

● ところが,目下,“GYAO!”が無料で公開中。Ⅱは相方がネットでレンタルしていた。レンタル期限は今日の午後7時。
 ので,昨夜,“GYAO!”の無料のやつをみて,Ⅱは今日の午前中に見た。当然,パソコンで。しかも,東京のホテルにいるので,相方の小さいノートパソコンで。
 できれば,大きなスクリーンで見たいものだ。でも,これはこれで楽しめる。

● 古代ローマ帝国の浴場設計技師,ルシウスが現代日本にやってきて,日本の銭湯や温泉,アミューズメントパークのお湯のプール,ウォッシュレットなどを見て,それを古代ローマで再現するというパターン。
 その過程で発生するドタバタが面白おかしく作られる。そこに上戸彩扮する山越真実との淡い恋情を絡ませる。徹底した娯楽映画だ。

● おかしかったのは,日本の温泉などのサービスはすべて奴隷が担っているとルシウスが考えるところ。古代ローマではそれを人海戦術でやるわけだから,いやはや。
 その前に,それがどういう仕組みになっているのかと,ルシウスが推測するところも面白かった。正解に至るのは,彼が優秀な浴場設計技師だから?

● Ⅱには白木みのるが出ていた。懐かしい。大昔,子供の頃,「てなもんや三度笠」は欠かさず見ていた。日曜の夜。18時から。あの当時,18時っていうとすっかり夜だと思っていたねぇ。
 その「てなもんや三度笠」に珍念(ちんねん)が重要なキャラクターで登場していたと思うんだけど,それが白木みのる。
 ラーメン屋店主で出ていたようなんだけど,ぼくは勘違いしていたか。木桶の風呂に入って,それをルシウスに壊されて,元に戻せぇぇと叫ぶ爺様が彼だと思ったのだが。

● 主題歌はオペラから。ラッセル・ワトソン「誰も寝てはならぬ」を歌う。ほかに,劇中では「椿姫」の“乾杯の歌”も使われていた。CDで入れているわけではないだろうから,このあたりは豪勢なものだ。

● 笑いながら見て,見終えたらスカッと内容を忘れてしまう。そういう見方ができる映画でしたね。