2019年9月26日木曜日

2019.09.26 劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去篇

Amazonプライムビデオ

● 「劇場版 境界の彼方 -I’LL BE HERE- 過去篇」(2015年)。当然,あの京アニが制作に関わっている。
 縦糸はクッキリしていて,少女の純愛だ。横糸はといえば,「異界士」と「妖夢」の戦い。画面上の進行と時間の流れが一致しないので,時々,話の流れがわからなくなった。

2019年9月23日月曜日

2019.09.23 坂道のアポロン

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● 今月2本目のAmazonプライムビデオ。「坂道のアポロン」(2018年)。
 知念侑李,中川大志,小松菜奈。主題歌は小田和正。高校生の役をやれば高校生に見え,10年後の役をやれば10年後に見える。俳優ってすごい。

● 男子2人に女子1人の設定自体は目新しいものではないし,そこから展開するストーリーに意外性はないし,ハッピーエンドの後味の良さもよくあるもの。
 全体を支えているのは,千太郎の人物像だ。千太郎を造形できたこと。

2019年9月21日土曜日

2019.09.21 人間失格 太宰治と3人の女たち

TOHO CINEMAS 宇都宮

● 「人間失格 太宰治と3人の女たち」が13日に上映開始。注目は二階堂ふみだ。彼女が演じているであろう“狂気”に気圧されたい。
 じつは,13日のレイトショーで見ちゃおうかと思ってたんだけど。仕事帰りに寄るならいいんだけど,いったん帰宅しちゃうと出かけるのは億劫になる。60翁のことゆえ,許してたもう。

● で,今日見てきた。宮沢りえ(津島美知子)の抑えた演技も迫力があったけれど,二階堂ふみ(山崎富栄)の天然なのかと思わせるほどの没入感のある演技が,やはり第一の見どころかと思った。
 これだけの女優陣を相手に,主演の小栗旬も一歩も引かぬ健闘。

● 蜷川実花が監督すればこういう映像になるだろうなと思える箇所がいくつもあったのだが,観客が蜷川実花ならこうするだろうなと思うところを先取りして,リクエストにお応えしたということかもしれない。

● 沢尻エリカの太田静子だけがノーテンキというか抜けてる感じがあって,シリアスな宮沢りえと二階堂ふみの重さを中和している。自身も作家で,経済的に小栗旬の主人公に完全依存しなくてすむという事情もあるのかもしれない。
 トリックスターというのとは違うけれども,沢尻エリカもいないと困る。

● この映画で思うことは,男対女ということだ。圧倒的に女が強い。女に覚悟を決められたら男は太刀打ちできない。10代の男女もそうだし,50代も男女も同じだ。
 この映画でも,太宰と山崎富栄が入水自殺したのは,太宰の意思ではなく富栄が引かなかったからであることが描かれる。太宰が,今日じゃなくてもいいじゃないか,後にしよう,いや生きよう,と言うのに対して,富栄は「生きなくていいです」と決然と返す。太宰は抵抗できない。

● この男女差がどこに淵源するかといえば,おそらく,相手のために自分を殺せる度合いが,男よりも女の方がずっと大きいところにある。
 自分を殺せるのは弱さではない。強いから殺せる。これはもうどうしようもない。神様が男女をそういうふうに作ったのだと考えるしかない。
 小心者(男)は女に覚悟を決めさせるような状況を招来してはいけない。太宰のようになるぞ。

2019年9月7日土曜日

2019.09.07 天気の子

TOHO CINEMAS 宇都宮

● やっと「天気の子」を観ることができた。すまんな,爺は1,200円で観ることができるんじゃよ。前は1,100円だったんじゃがの。
 この時期になってもお客さん,多かった。収容人員の少ないホールではあるんだけどね。少年少女が集団できていたな。たぶん,すでに一度か二度は観ているんじゃないかな。リピーターっぽかったな。
 こういうものを少年少女だけのものにしておいたのではもったいない。大人も観るべし。

● 監督,脚本,原作が新海誠。主人公は男子高校生と女子中学生。高校生なり中学生なりの本流を外れている。学校を放り投げて働かなければいけない境遇にある。普通にいえば社会の底辺に位置する。
 が,新海作品においては,そうじゃないんだな。彼らがいるところが世界の中心で,そこに惨めったらしさはないのだ。
 明るく健気なキャラクターに設定しているからじゃなくて,天然自然に彼らはそんなことを意識していないようなのだ。

● 主人公は少年少女でなければならないのだろうな。少女は“巫女”でもあって,“神”でもある。少女でなければならない。おばちゃんが“巫女”や“神”であっちゃおかしいからね。おばちゃんは現実そのものなんだから。
 主人公を支える大人たちも全うじゃない,裏世界に生きる人たち。それぞれに過去を持つ。しかし,底抜けにいい人たち。要するに,フィクションですっ。

● 東京の半分が水の下に沈んでも,人々は何事もないように暮らしている。シュールといえばシュールなんだが,人間はかなりの変化にも対応できるものだと言いたいのか。
 いや,対応できなかった多くの人が死んでいるわけか。殊更には描かないけれども。

2019年9月6日金曜日

2019.09.06 好きだ、

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● 「好きだ、」(2006年)。ユウ(宮﨑あおい→永作博美)とヨースケ(瑛太→西島秀俊)のちょっともどかしくも懐かしい恋物語。

● ということなんだと思うんだが,不思議なテイストだ。登場人物は極度に少ない。ユウとヨースケの二人芝居のようでもあり。
 宮﨑あおいと永作博美の間に断線がない。見事に同じ劇中人物としてつながっている。