ラベル シノハ 篠原哲雄 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル シノハ 篠原哲雄 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年12月29日水曜日

2021.12.28 Jam Films

Amazonプライムビデオ

● 「Jam Films」(2002年)は「ショートフィルムを集めた日本映画のオムニバス」で,「Jam Films 2」(2004年),「Jam Films S」(2005年)の3本が公開されており,いずれAmazonプライムで見ることができる。
 ただし,とりあえず今年いっぱいでプライム対象から外れる。

● 関連作品に「female」(2005年)があるらしいのだが,こちらはAmazonプライムでは見れないっぽい。

● 次の7作品で構成される。
 1 the messenger -弔いは夜の果てで-
 監督:北村龍平
 出演:魚谷佳苗,北村一輝,坂口拓

 2 けん玉
 監督:篠原哲雄
 出演:山崎まさよし,篠原涼子,山田幸伸,氏家恵,あがた森魚

 3 コールドスリープ
 監督:飯田譲治
 出演:大沢たかお,角田ともみ,筒井康隆

 4 Pandora -Hong Kong Leg-
 監督:望月六郎
 出演:吉本多香美,篠原さとし,麿赤兒

 5 HIJIKI
 監督:堤幸彦
 出演:佐々木蔵之介,秋山菜津子,氏家恵,高橋愛

 6 JUSTICE
 監督:行定勲
 出演:妻夫木聡,綾瀬はるか,クリスチャン・ストームズ,新井浩文

 7 ARITA
 監督:岩井俊二
 出演:広末涼子

● どれも不思議に面白い。映画ってこれでいいのか,とも思った。
 普通の映画が交響曲だとすれば,こういうショートストリーは室内楽のようなものか。だとすると,これはこれであって,普通の映画と比べるものではない。交響曲と室内楽曲が比べるものではないのと同じことだ。

2021年11月30日火曜日

2021.11.24 花戦さ

Amazonプライムビデオ

● 「花戦さ」(2017年)。原作は鬼塚忠の小説「花いくさ」。
 ストーリーにもちろんリアリティはない。映画なのだからそれでいいのだ。

● 主役の池坊専好(野村萬斎)は記憶障害を持っている。これが専好の性格設定にかなり効果をあげているように見える。
 市川猿之助の豊臣秀吉も迫力がある。が,最も印象に残る登場人物は誰かといえば,森川葵の「れん」だ。異形の娘だから,誰が演じても他とは区別されるだろう。
 
● この時期,農民は食うや食わずのその日暮らしで,将来設計などというのは1ミクロンも考えられなかったはずだが,そういう時代でも専好のような,言うなら無為徒食の輩を養っていたわけだ。不思議な気もするが,そういうものなのだろう。
 芸能といい芸術といい芸事といい,芸が付くものは,生活に潤いをもたらすとか,情緒を養うとか,そういうきれい事のレベルでではなく,もっと形而下的なところで,人間には必要なものなのだろう。

● むしろ芸で遊ぶために生活があるというのが本当なのだ。ホモ・ルーデンスなのだ。遊びをせんとや生まれけむ,なのだ。
 ここでマズローの欲求5段階説を持ちだすのは場違いな感じもするのだが,マズローが言うように欲求の類型がきれいにピラミッド型を描いて,AがあってB,BがあってC,というのはおそらく人間を表していないのだろうと思う。

2020年7月6日月曜日

2020.07.06 起終点駅 ターミナル

Amazonプライムビデオ

● 「起終点駅 ターミナル」(2015年)。
 尾野真千子のスナックママ。清楚な妖艶さといいますかね。清楚を除いて妖艶だけにしてみろと言われれば,そのように演じることなど造作もないんでしょうねぇ。
 後半は本田翼。何やら重いものを背負わされて生まれてきたような。それに応接する大人の佐藤浩市。

● にしても,だ。尾野真千子の冴子が自殺しなければならなかった理由って何だったのだ? 自分が誰かの重荷になるのが嫌だから自殺? ありえんぞ。

2020年3月28日土曜日

2020.03.28 種まく旅人 くにうみの郷

Amazonプライムビデオ

● Amazonプライムビデオを見まくり。「種まく旅人 くにうみの郷」(2015年)も。
 主演は栗山千明。舞台は淡路島。カッコよかったのは津守泰一役の豊原功補。山口いづみは久しぶりに見たぞ。美人は年をとっても美人という,あたりまえの事実を発見。

● 海彦・山彦の神話の舞台は淡路島らしい。日本書紀に描かれている神話は対馬で原型が生まれたものだと,何かで読んだ記憶があるのだが,そういうことはどうでもよろしい。
 淡路島が舞台ということにされて千数百年が経過するという,そっちの事実の方が重い。