2020年5月31日日曜日

2020.05.31 バーチャル・プラネタリウム 自宅で愉しむ「全天88星座」の世界

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● プラネタリウムを見た。ぼくの記憶に間違いがなければ,生涯で2度目だ。
 といっても,Amazonプライムビデオで「バーチャル・プラネタリウム 自宅で愉しむ「全天88星座」の世界」(2010年)を見たわけなのだが。

● 星の並びから星座の画像を連想するなど,神様でもできないと思うんだけど,大昔の人はできたのかねぇ。星座を楽しみたいんだったら,ギリシャ神話をひもとく必要があるんですなぁ。色々とめんどくさいね。
 2時間45分もあるので,さすがに途中でダレてくる。休憩を取りながら見ることになりますね。

2020年5月29日金曜日

2020.05.29 変身

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● 「変身」(2005年)。原作は東野圭吾。
 朴訥な青年を玉木宏が演じることに違和感があった。下手だな,こんなものか,と。が,脳の移植手術を受けて,人格がドナーに乗っ取られていく過程の演技は迫力充分。そっか,わざとそう演じていたのかと後追いで理解した。

● 女医を演じた佐田真由美が印象に残る。もちろん,女性の最も崇高な面(と感じてしまうのは,男ゆえの錯覚かもしれんのだが)を説得力ある演技で見せてくれた蒼井優は言うまでもない。

2020年5月28日木曜日

2020.05.28 ハチミツとクローバー

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● 「ハチミツとクローバー」(2006年)。原作は羽海野チカの同名の漫画。
 舞台は美術大学。筑波大学芸術専門学群で撮影されたらしい。美大ってこんな感じなの? 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大』を思いだして,こんな感じなのかなぁと思ったわけね。

● 櫻井翔,蒼井優,伊勢谷友介が主役ってことになるんだけども,山田の関めぐみと理花の西田尚美が魅力的で惹かれた。
 薹が立った学生もいるが,若者たちの青春ドラマ。人間っていくつになっても青春時代から抜けられないまま人生を終わる。だから,青春ドラマは年代を問わずに広く受ける。

● 櫻井翔の竹本が,ハチャメチャな美大生の中にあって,普通の常識人というか,経済学部の学生っぽいというか。劇中で語り手の役も兼ねているので,そうならざるを得ないのでしょうね。

2020.05.28 少年メリケンサック

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● 「少年メリケンサック」(2009年)。監督・脚本は宮藤官九郎。したがって,中身はブットビで,そのブットビを宮﨑あおいが絶妙に熱演。

● 彼女が演じた栗田かんなの役を,他の女優が演じるとすればさて誰がいいだろう。仲間由紀恵もありかな。いや,ちょっと違うかなぁ。
 沢尻エリカでも二階堂ふみでも行けたか。こういう役って逆に対応しやすいようにも思うんだけど,でもまぁ,宮﨑あおいで見ちゃうと,他のキャスティングは考えられなくなる。

● この映画,Amazonプライムの対象なのは今日まで。超ラッキー。

2020年5月27日水曜日

2020.05.27 バースデーカード

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● 「バースデーカード」(2016年)。
 画面がこれだけ締まっているのは,母親役の宮﨑あおいの演技によるところが大きい。闘病の様子も,娘を思う母の佇まいも。
 あと,中学生の紀子を演じた中村ひなの。非常にクリアな輪郭で紀子を造形している。

2020.05.27 キスできる餃子

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● 「キスできる餃子」(2018年)。舞台は宇都宮。というか,3分の1は宇都宮広報成分。
 餃子であり,栃木ブレックスであり,オリオンスクエアであり,下野新聞であり,栃木訛りである。劇中の登場人物たちは,あらかた,地元のマイルドヤンキー。

● 主演の足立梨花と娘役の古川凛が画面を画面たらしめている。この2人の健闘によって,娯楽映画として成立していると思った。

2020.05.27 ここは退屈迎えに来て

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● 「ここは退屈迎えに来て」(2018年)。原作は山内マリコの同名の小説。

● 橋本愛が主役の「私」を演じるのだけど,劇中において絶対的な主役はいない。男対男,女対女,男対女。個対個,その組合せ対組合せ。それらの関係が幾重にも折り重なって物語が進行する。
 劇中人物の誰にとっても高校時代が桃源郷になっているのだが,桃源郷の中心にいた椎名は「私」の名前を憶えていなかった。それを知って,「私」から砂絵のようにすべての記憶が崩れていく。

● 舞台は路面電車が走っている地方都市,富山。半世紀前は都会は人工物だから画一的だと言われた。対して,地方はそれぞれに地方である,と。
 が,今は逆だね。銀座,浅草,新宿と,都市はそれぞれに個性的だが,田舎はどこも同じ。チェーンのファストフード店やファミレス,パチンコ店,ガソリンスタンドでできている。画面の富山の風景は宇都宮のそれとほとんど同じだ。

2020年5月26日火曜日

2020.05.26 Give and Go - ギブ アンド ゴー

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● 「Give and Go - ギブ アンド ゴー」(2012年)。
 橋本愛の初主演映画。聴覚障害を持つ少女を演じる。

● その少女が徐々に潤いを獲得していくという物語。ほんっとに,予算をかけないで撮った映画だなと思った。結局,橋本愛がこの映画のほとんどすべて。

2020年5月25日月曜日

2020.05.25 三国志 第一部 英雄たちの夜明け

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● 「三国志 第一部 英雄たちの夜明け」(1992年)。アニメ「三国志」3部作。すべてAmazonプライムで見ることができる。

● 吉川英治「三国志」は読んでいるが,劉備をここまでノーテンキで無色透明な善人に描いていたっけな。吉川「三国志」を原作にはしていないのかもしれないが。

2020年5月24日日曜日

2020.05.24 まんが日本史

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● 「まんが日本史」の1回目,「日本の誕生-原始時代の生活」。
 「まんが日本史」は「1983年から1984年に日本テレビにて放送された歴史アニメーション」。全52回で原始時代から明治維新まで。30分番組で手軽に見れる。のだが,1回目だけでやめておくことにする。

2020年5月23日土曜日

2020.05.23 舞妓Haaaan!!!

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● 「舞妓Haaaan!!!」(2007年)。宮藤官九郎の脚本。
 Wikipediaによると「宮藤本人は京都には訪れず “るるぶ” を見て脚本を書き上げた」そうだ。それを言うなら,「TO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」は地獄に行って取材してきたのかという話。
 この京都は宮藤の中にある京都であって,リアルの京都ではないのだ。そもそも取材を必要としないだろう。

● いや,面白いのだ。ハチャメチャで。阿部サダヲ, 堤真一, 柴咲コウがそれぞれ所を得た好演。日本版ミュージカルにしようと思えばできたろうが,そこには行かなかった。

2020年5月19日火曜日

2020.05.19 大奥~永遠 右衛門佐・綱吉篇

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● 「大奥~永遠 右衛門佐・綱吉篇」(2012年)。男女逆転の大奥ものは,二宮和也主演のを見ているが(2010年),それとは違うテイスト。
 綱吉が菅野美穂で,柳沢吉保が尾野真千子。その菅野美穂と尾野真千子の対峙シーンが,この映画の第一の見所になる。芸達者の2人が向き合うと,真剣で立ち会っているような凄みがある。こちらの勝手な思い込みかもしれないんだけど。

● 綱吉を挟んで,吉保と堺雅人の右衛門佐が三角関係に立つが,こちらはメインにはならない。
 「右衛門佐・綱吉篇」の前に「有功・家光篇」があったらしい。こちらはTV時代劇。家光役が多部未華子とあってはぜひ見てみたいのだが,残念ながらAmazonプライムで見ることはできないっぽい。

2020.05.19 ヘルタースケルター

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● 「ヘルタースケルター」(2012年)。沢尻エリカが脱いだ映画。際どい濡れ場もある。実質的な離婚後の復帰作?
 寺島しのぶが演じる美知子の狂気にもゾゾッとしたけれど,それ以外は徹頭徹尾,沢尻エリカに依存している。あとは蜷川実花の画面作りがどうだったかという問題。

2020年5月18日月曜日

2020.05.18 きかんしゃやえもん D51の大冒険

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● 「きかんしゃやえもん D51の大冒険」(1974年)。原作は阿川弘之。
 が,必ずしも原作に忠実というわけではない。蒸気機関車を擬人化して主役にする。
 結局,スクラップは免れて,公園で静態保存されることになったのかな。この頃,すでにSL人気があったってことね。

2020.05.18 サイボーグ009 怪獣戦争

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● もう1本,「サイボーグ009 怪獣戦争」(1967年)。
 009の本名(?)は島村ジョー。003はフランソワ。003の声はジュディ・オング。それがどうした? いや,別に。
 Amazonプライムで見られるのはこれだけのようだ。が,この2本を見て気がすんだ。

● 半世紀前,少年だったぼくは,こういうのが大好きだった。胸踊らせて見ていたものだ。
 ほかに,宇宙少年ソラン,宇宙エース,ビッグX,レインボー戦隊ロビン,スーパージェッターなどなど。

● 本作にはヒロインが登場する。ヘレナという少女。じつはブラック・ゴースト団が作ったサイボーグ0010。
 行動はすべて把握されていて,裏切りは許されない。が,009を救うために自分の命を捨てる決心をする。
 声が市原悦子。“日本昔ばなし”を思いだしてしまって,イマイチ乗れなかったのが残念。

2020.05.18 サイボーグ009

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● 「サイボーグ009」(1966年)。
 平和と自由のために,サイボーグ戦士たちが「世界中に戦争を引き起こして大混乱させようと企むブラック・ゴースト団」に戦いを挑む。

● この図式ってのはリベラルとの親和性が高いね。自分たちはサイボーグ戦士で,ブラック・ゴースト団に相当するのは中央政府や安倍政権。なんだかピッタリだな。
 まして陰謀論が好きな輩は,こういう映画を夢中で見ていた半世紀前の小学生と1ナノメートルも違わない頭脳の持ち主なのかもね。要するに,解像度が恐ろしく低い幼稚な頭脳の持ち主。

2020年5月17日日曜日

2020.05.17 ながぐつ三銃士

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● 「ながぐつ三銃士」(1972年)。長靴猫3部作,これで3つとも見たよ,と。
 ここでのペロ(声は鈴木ヤスシ)は3枚目の脇役になっている。連邦保安官ジミーがヒーロー。ヒロインのアニーの声は小鳩くるみ。「アタックNo.1」の鮎原こずえを担当した人だよね。

2020.05.17 長靴をはいた猫

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● 「長靴をはいた猫」(1969年)。長靴猫シリーズ(3作)のこれが1作目。
 「井上ひさしと山元護久が共同で脚本を執筆し,コンビを組んだ矢吹公郎が演出した長編カラー漫画」とのこと。

● ローザ姫の声は榊原ルミ(ペロは石川進)。懐かしいっす。榊原ルミ,可愛かったっす。このアニメは子供の頃に見たかったっす。

● この頃,ぼくは色白で痩せていて目がクリっと大きな中学生でしたよ。映画館は隣町に1館あって,そこで見るものだった。ただし,年に1回か2回。そういうものだった。

2020年5月16日土曜日

2020.05.16 長靴をはいた猫 80日間世界一周

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● 「長靴をはいた猫 80日間世界一周」(1976年)。44年前のアニメーション。
 主人公の猫の名はペロ。声を担当しているのは,なべおさみ。

● ペロー『長靴をはいた猫』を原作とするのだろうが,シリーズ3作目のこの作品は,原作からは遠く離れている(らしい)。ジュール・ベルヌの『80日間世界一周』からタイトルを借りたというわけね。

● この時代のアニメもかなりの数,見られるようだ。どうしようかな,見ておこうか。
 もっとずっと古い映画も見られる。それって,タイムマシンで過去に行ってくるようなものだなと,ふと思った。Amazonプライムはタイムマシンだ,と。

2020.05.16 ボクはボク,クジラはクジラで,泳いでいる。

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● 「ボクはボク,クジラはクジラで,泳いでいる。」(2018年)。舞台は「太地町立くじらの博物館」。
 さかなクンに似たテイストを醸して,矢野聖人が主演。彼をもり立てるのが,武田梨奈, 岡本玲。

● ぼくは青春ドラマとして見たけれども,これはかなり雑な見方でありますね。
 これだとほとんどの映画は青春ドラマになってしまいますからね。こういう解像度の粗い見方しかできないようではいけませんよ。

2020年5月15日金曜日

2020.05.15 TO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

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● 「TO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(2016年)。監督・脚本は宮藤官九郎。
 主演は長瀬智也と神木隆之介。死神こと亀井なおみが尾野真千子だったことには,最後,天国の場面で気がついた。

● 爆笑する局面はないかもしれないが,ニヤニヤするの場面は次から次へとある。よくもまぁ,こういうシーンを思いつくものだ。
 現代映画の大筋はこの方向なのかと思ってみようとしたけれども,そうではないでしょうね。少なくとも,大筋になることはないんでしょう。

● 印象に残った場面を1つ取り出せば,森川葵のひろ美が神木隆之介の大助に「私のこと,好きでしょ」という場面。なんつーか,女の子って,すでにして女だよねぇ。怖っ。
 けど,この脚本は男が書いているのね。でさ,続けて「私も」っていうんだけどさ,これでコロッと来ない男の子なんかいないでしょ。男の願望が入ってますかね。

2020.05.15 ゼロの焦点

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● 「ゼロの焦点」(2009年)。松本清張の原作小説が刊行されたのは1959年12月。
 物語のキーマンとなる佐知子と久子を演じるのが中谷美紀と木村多江。後半からグングンと盛りあがっていき,スコーンと振り切るように終わる。
 圧倒的な輝きを放っていた高校生の頃の広末涼子を,ぼくの年代の者は知っている。橋の下をたくさんの水が流れたのだな。

● 20歳になってから40年以上が過ぎたんだけど,記憶に残る自分の人生においては,20歳以前の方が長いんだよね。子ども時代は短いものだけれども,記憶の中では過半を占める。
 とすると,20歳まで生きれば,その先は余生だと見倣していいんだろうか。

2020年5月14日木曜日

2020.05.14 蛇のひと

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● 「蛇のひと」(2010年)。WOWOWの「ドラマW」。
 原作(脚本)が面白いんでしょうね。西島秀俊演じる今西もかなり肝が座った悪だけれども,永作博美の陽子が今西を追い詰めていく。サスペンスが散りばめられていて,ハラハラドキドキする。

● 今西は更生(?)したのか,このあと陽子と今西はどうなるのか(つまり,一緒に暮らすことになるのか)。含みを残して終わる。

2020.05.14 さいはてにて やさしい香りと待ちながら

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● 「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」(2015年)。
 舞台は奥能登。珠洲市の海辺。主演は永作博美。この人の上手さは天然記念物的だと思う。佐々木希が予想外(?)の健闘。

● 前半(開始から1/3)がやや重いのだが,そこを乗り切れば,あとは画面から注意が逸れることはない。

2020年5月13日水曜日

2020.05.13 モテキ

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● 「モテキ」(2011年)。
 森山未來演じる幸世はモテる要素が1ミリもないので,彼にモテ期が来るとは思えないのだけども,とんでもない美人にモテてしまう。

● 仲里依紗演じるキャバ嬢の愛,長澤まさみのみゆき,麻生久美子のるみ子。いずれも,何事かを抱えて,健気にギリギリ踏ん張っている。
 男はどうもフワフワしていて頭でっかち。男女が対峙すると,そういう構造にならざるを得ないのかねぇ。

2020年5月11日月曜日

2020.05.11 劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命

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● 「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」(2018年)。
 山下智久, 新垣結衣, 戸田恵梨香ほかの豪華キャストなのだが,色々と盛り込みすぎて,内容はシリアスなのにドタバタっぽくなってしまったような。が,TVドラマの方を見ていれば,まったく印象が違ったのだろうな。

2020年5月7日木曜日

2020.05.07 365日のシンプルライフ

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● 「365日のシンプルライフ」(2014年 芬)。
 フィンランド版断捨離のすすめ。モノを全部倉庫に預けて,1日に1個だけ持ちだすことにし,それを1年間続ける,その間,何も買わない,という生活を続けるとどうなるかという実験をする。その様子を延々映す。

● そのモノのない生活がさして魅力的なわけでもない。教育映画というわけでもないし,娯楽映画でもない。よくわからない。これほど退屈な映画は初めてだったかな。

2020年5月6日水曜日

2020.05.06 ドラマ「JIN -仁-」

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● 昨年の1月22日にAmazonプライムの会員になった。Amazonで買物はあまりしないので(年に片手で数えられる程度),もっぱらプライムビデオを見るために会員になった。1年間で151本の映画を見た。
 途中で,年会費が4,900円に値上げされた。しかし,まったく気にならない。会費以上の恩恵を受けているからだ。

● が,その大半は前半の半年で見ていて,だんだん見なくなった。飽きたというんじゃないけど,何だか他のことをして過ごす時間が増えた。ついには,月に1本しか見ないようになっていた。
 それがね,今年の3月10日に,土屋太鳳(と菅田将暉)主演「となりの怪物くん」を見たのを機に,再び,プライムビデオを見るようになった。4月からは退職して隠居じじいになったこともあって,プライムビデオを見るために息をしているような感じになった。
 3月10日以降,130本ほど見ている。

● で,この黄金週間中は,大沢たかお主演のドラマ「JIN -仁-」を見た。地上波(TV)でも再編集版が放送されていたようだけど,ぼくはAmazonプライムビデオで。
 まず,2009年に放送されたPart1を。当然,TV放送はリアルタイムで見ている。
 ドラマ史に残る名作でありましょうね。綾瀬はるかが新境地を示した作品でもある。中谷美紀の“ありんす”言葉も流行りました。

● 5月2日にPart1の第1話を。戸田菜穂でありましょうね,この回は。
 3日に第2話から第8話まで。このドラマはストーリーや場面設定,脚本,俳優の演技のほかに,音楽も効果的に使われていると感じました。その音楽は,髙見優,長岡成貢の担当。
 大沢たかお演じる南方仁はよく泣く男だ。そういう場面がたくさんあるからで,それがドラマというものなのだが,ニヒルよりも感情家の方が受けるんでしょうね,今という時代には。

● 4日に第9話から第11話(最終回)まで。何回でも泣けますよ。
 第10話で,綾瀬はるかの咲が兄の恭太郎に「医術ではなくて,南方先生じゃないのか。お前が夢中になったのは」と問われ,「私の出る幕などございませぬ」と答えるシーン。ぼくはこのシーンを見るために,このドラマはあると思っていてね。
 状況をすべてを受け入れて覚悟を決めている。凛とした,しかし苦渋に満ちた,若い女の決断の潔さ。それをほぼ完璧に表現した綾瀬はるかの演技。リアルタイムの放送でこのシーンを見て,ぼくは彼女のファンになったのですよ。

● 再確認したのは他にもあって,中谷美紀と柴咲コウが似ていること。顔の造作もさることながら,表情の作り方とかそっくりだと思った。
 この2人,かなり被りますよねぇ。いや,どちらも大変な女優さんであるわけですが。

● 5日からPart2の「JIN -仁- 完結編」を。2011年に放送されたもの。もちろん,こちらもリアルタイムで見ている。
 第1話から5話までを見た。第3話で南方先生のプロポーズを咲は断っている。これ,けっこう大事な伏線になるんだっけ。細かいことは忘れている。であればこそ,二度目も楽しめるわけだけど。

● で,今日(6日),第6話~第11話(最終回)を。
 Part1に比べると,各回の独立性が強い。また,大政奉還や竜馬暗殺などの史実とのつながりを滑らかにするために,南方仁を女々しく造型せざるを得なかったのかとも思った。
 特に竜馬暗殺の回では,南方はやらなくてもいいことをわざわざやって,最悪の結末を招いてしまった。南方が動かなければ,恭太郎を竜馬の刺客に仕立てあげなくてもすんだろう。

● そうしなくては次につながらないわけだけれども,どうも展開が不自然というか,大味になってしまった。ぼくはそのように感じた。
 たとえば,竜馬の最期まで描くのであれば,妻のお龍さんが一度も登場しないのはいかにも不自然だ。登場させてしまってはドラマの展開がぶち壊しになってしまうのはわかる。竜馬と野風の関係性の描き方にも訂正が必要になる。
 ではあっても,何とはなしのモヤモヤ感が残るんだな。

● ドラマとしての面白さ,吸引力は,Part1の方が勝ると思う。野風にはやはり花魁として登場してもらった方が収まりがいいというのもある。

● Part2では咲が圧倒的に強くて賢人。先が見えない状況で骨太の行動指針を示す。南方や恭太郎はそれに従うだけ。個々の戦闘では強さを発揮するが,それは母親に全部用意してもらって登校する小学生のようなものだ。
 Part1では花魁の野風がその役割を分担したが,Part2では野風は後ろに引っ込むので,咲が一手に引き受ける形になる。途中から,主役は綾瀬はるかになっていた。と思わせるほどに咲の存在感が大きくなった。

● TVの再放送でも2桁の視聴率があったらしい。コロナに覆われている今の状況も追い風になったろう。が,基本はドラマの持つ力でしょうね。脚本,撮影,音楽・・・・・・。
 あとキャスト。大沢たかお,綾瀬はるか,内野聖陽,中谷美紀,麻生祐未,小出恵介,桐谷健太,小日向文世,武田鉄矢など,錚々たる俳優陣だが,それら俳優陣にとってもこのドラマはそれぞれが自身の代表作に挙げるものになったろう。

● あぁ,忘れるところだった。喜市を演じた伊澤正樹を逸してはいかんねぇ。「ALWAYS 三丁目の夕日」の須賀健太を彷彿させる。
 8歳でここまで注目されては,この先が多難かもしれないと余計な心配をしたくなるほどだった。

2020年5月1日金曜日

2020.05.01 おかあさんの木

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● 「b」(2015年)。
 太平洋戦争をどう描くかといえば,このような描き方になることが多い。この描き方が視聴者に好まれるからでもある。
 たとえば,憲兵の横暴や拷問の話は戦後の数年間に作られた部分がかなりあるのじゃないか,とぼくは思っている。

● が,一方で,戦闘行為で死んだ兵は少なく,多くは餓死したのだとも言われる。追い詰められてやむを得ず始めた戦争には違いないとしても,追い詰められるに至る経緯が愚鈍に満ちている。
 愚鈍は大衆が作っているが,メディアがそれを煽っている。

● 政党が党利党略にあけ暮れて決めるべきものを決められなかったから,国民が軍部に期待したのでもある。
 あの戦争は,軍部の上層部のお粗末さが正視に耐えないほどだったから,どうしても軍部に批判が集中しがちだけれども,軍部を台頭させた原因に議論が及ぶことが少ないのは不思議という他はない。

2020.05.01 人のセックスを笑うな

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● 「人のセックスを笑うな」(2008年)。秀逸なタイトルだと思うが,この内容でなぜこのタイトルになるのかはわからない。
 青春ドラマだと思って見た。が,この映画は永作博美と蒼井優の演技合戦であって,松山ケンイチや忍成修吾はその踏台にすぎないようにも見えた。

● 舞台は群馬県桐生市。「対岸の彼女」でも登場した上毛電鉄の西桐生駅が,劇中人物たちのターミナル駅であるらしい。市街から見える赤城山や浅間山が絵になるんだろうか。
 が,桐生には美大はないはずで,大学の様子は女子美大を使って撮影した。

2020.05.01 僕の彼女はサイボーグ

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● 「僕の彼女はサイボーグ」(2008年)。
 綾瀬はるかが出る映画はだいたい見ていると思っていたんだけど,見てなかったものを発見すると嬉しくなる。得したような気分になるね。

● 小出恵介演じるジローが,優しいというより,単に優柔不断でグズなだけに見えてしまうのは,自分の中の同じ部分を見ているからだろうか。
 ところで,彼,まだ復帰できないんですかね。あの事件はハメられたものに違いないのだが,少々迂闊が過ぎた。
あの店には近づくな,あのエリアでは飲むな,という防衛情報が業界に流布されているはずだと思うんだけど,そうでもないのかね。