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2025年5月17日土曜日

2025.05.17 ちはやふる -結び-

Amazon Prime Video

● 3作目は2018年の公開。3部作を観終えた。祭の後の虚脱を覚えてますよ。3作目が一番面白かったッス。
 今回は野村周平が演じる真島太一がストーリー上の主役。漫画が原作なんだから,非現実的な展開やストーリーの急カーブは問題じゃない。スカッと爽やかコカコーラ,ならいいんですよ。

● 千早と太一が属する瑞沢高校は東京都大会をギリギリの2位で全国大会へ。新が率いる藤岡東高校と全国大会の決勝で相まみえる。
 そこであり得ない奇跡が起こる,と。

● 藤岡東高校の紅一点の強豪,我妻伊織を演じる清原果耶の可愛いことね。千早に負けちゃうんだけどね。
 その後,千早はクイーンになったことを,ナレーション知らされる。ハッピーエンドで終わる。

● が,千早や太一,新たちがその後の長い人生をどう作って行ったのかを想像する自由が,こちら側にはある。
 主体性というけれど,主体性などというものではどうにもならない偶然の作用が大きいとぼくは思うので,彼らの人生もそうそうバラ色にはならないだろうよ,と意地悪く想像する。

● どんなに頭が良くても運動神経が良くても,順風満帆な人生はあり得ない。まして,かるたがどれほど強かろうと,何がどうなるものでもない。
 不運や不幸は万人に平等に降り注ぐ。マサカという坂にも二度や三度は遭遇するだろう。むしろ,人生の本質はそちらにある。
 彼らもまた,世俗の塵を浴びて四苦八苦しながら,しかし見事に生き抜いて行くだろう。与えられた寿命を生き抜けば,どんな人生であろうと,それは見事と評するに値するのだ。

2025年5月16日金曜日

2025.05.16 ちはやふる -下の句-

Amazon Prime Video

● “上の句” の2016年3月に続いて,公開は2016年4月。綿谷新の真剣佑の登場頻度が上がっている。ここでの真剣佑,カッコいいねぇ。
 森永悠希が演じる駒野勉(机くん)のキャラがどこかに飛んで,すっかりチームに溶け込んでしまっているのが,残念っちや残念だけれども,そうなってくれないとストーリーにならない。
 つみきみほ も出ていたようなんだけども,気がつかなかった。

● “上の句” で地ならしが終えて,この “下の句” から映画の本気が出るというか。つまり,本作の方が前編より面白い。
 松岡茉優のクイーンが彩りになってますかね。

● そのクイーンは一人でかるたに取り組んできたという設定。チームを組んでやってきた広瀬すずの綾瀬千早か,一人のクイーンか。
 映画は千早を持ち上げるわけだが,個人的には,この後も圧倒的に強いクイーンであって欲しいなぁ。

● 千早をめぐって,野村周平の太一と新が取り合うってんじゃないけども,対峙している。そうした青春ドラマ的な要素ももちろんある。
 太い糸ではないのだが,これがないとつまらんでしょうなぁ。

2025.05.15 ちはやふる -上の句-

Amazon Prime Video

● 公開は2016年3月。青春コメディドラマ。原作は末次由紀の漫画。
 原作との乖離がけっこうあるようで,原作好きからはナニコレという評価もあったらしい。幸か不幸か,少女漫画であることもあって,ぼくは原作を読んでいない。

● 主演は広瀬すず。10年前の広瀬すずを見たかったわけなんですよ。上白石萌音も出てるんですよ。
 他に,野村周平,真剣佑,國村隼,松田美由紀。

● 競技かるたっていうのはこういうものか。多少は知っていたんだけれども,これは反射神経を競うスポーツなんですか。
 たしかに雅ではないなぁ。文字を読み上げる声と,かるたを取る様のギャップが凄い。

● 日テレが映画から10年後の高校生の「ちはやふる」をドラマ化する。上白石萌音が演じた大江奏が,今度はかるた部の顧問になって登場する。綺麗になった上白石萌音が出るんですよ。
 でも,テレビは観ませんけどね。