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2025年9月5日金曜日

2025.09.04 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

109シネマズ川崎

● 劇場公開は7月18日。興行収入はすでに300億円。興行成績は「無限列車編」を塗り替えてすべて更新するんでしょ。すごい人気。
 ぼくが観たのは平日21時からのレイトショー。夏休みが終わって動員の峠は越えたのだろう。客席はガラガラだったが,それでも21時過ぎ,予告編を流しているところにバタバタと人がやって来た。
 2度目,3度目の人がわんさかいるはずだ。そうでないと動員数の辻褄が合わないことになる。

● かく申すぼくも久方ぶりに映画館で映画を観た
。やっぱり観たくなりましたよ。ネットでどんどん情報が入ってくるしね。
 これは観ないわけには行かない,観て確かめなきゃしょうがない,という気分になりましたよ。

● Fire10 の画面で Amazon Prime を観るのとは別の体験になるのは間違いないけれども,自宅で Amazon Prime を観るのでは観たことにならないとは思わない。
 それはそれ,これはこれ。そういうまとめ方でいいと思う。けど,たまには劇場で観ることもした方がいいでしょうね。劇場で観るのがやはり原点でしょうしね。

● 早々に,しのぶちゃんが童磨(上弦の弐)にやられちゃうんだけど,その後に善逸が獪岳(上弦の陸)を倒す。善逸,いつの間にこんなに強くなっていたんだ?
 メインは炭治郎&義勇と猗窩座(上弦の参)の戦い。猗窩座が猗窩座になったいきさつ紹介される。すっげえいいヤツだったんだな,猗窩座って。

● 結局,猗窩座が人間だった頃の記憶を思い出して自滅することになるのだが,ここは炭治郎と義勇にしっかりと戦いで勝たせて欲しかったな,とも思った。
 「柱稽古編」で永遠とは人の思いだと語ったお館様を立てる意味合いもあっんだろうか。

● もっと泣けるシーンが多いんじゃないかと思っていたが,それほどでもなかった。わりと冷静に観ていられたというか。
 鬼たちが魅力的であることが,この作品の眼目だ。単なる悪役ではなかて,色々なものを抱えてしまった結果,鬼になり,そして恐ろしく強い。
 みんなが皆,炭治郎のように清く正しい熱血漢ではノッペラボーになってしまって,そもそも物語が始動しない。魅力的な悪漢がいるから,炭治郎のような優等生が主役として存在できる

● 今回は禰󠄀豆子は主要なキャラクターとしては登場しない。無限城編は3部作になるらしいのだが,禰󠄀豆子の登場は第三章まで待たなくてはいけないのか。それまでは正規の鬼殺隊員と鬼の幹部たちとの戦いになるのだろう。
 第二章が公開されるのは来年になるんだろうか。早く続きを観たいんだけどね。来年の夏休みにぶつけてくるんだろうかね。
 これ,テレビ放送もするんだろうか。しても仕方がないような気はするが。

● 原作(吾峠呼世晴による漫画)の連載はすでに終了しているから,ぼくらは結末を知っている。
 童磨はもうすぐ,しのぶちゃんが仕込んだ毒が効いて,カナヲに首を切られる。鬼舞辻無惨も炭治郎に倒される。

● しかし,結末をわかっていても,映画は観るよね。無限城の作り込みひとつとっても,この映像,凄いもんね。原作では味わえないスケールになっている。
 主題歌は Aimer「太陽が昇らない世界」と LiSA「残酷な夜に輝け」。

2025年6月4日水曜日

2025.06.04 鬼滅の刃 柱稽古編

Amazon Prime Video

● 「刀鍛冶の里編」に続いて,昨年(2024年)5月12日からテレビ放送されたもの。テレビは見ないので,この放送も見ていない。アマプラで見られるからいいわ,的な。
 が,それだけではなく,さしもの鬼滅人気にも翳りが見られるんでしょ。アマプラで早く見たいとも思わなかったから。皆さん,同じなんじゃないかなと思う。

● 禰豆子が太陽を克服したことが物語の出発点。鬼だって昼間に動きたいんですよ。そりゃそうでしょうよ。
 が,全8話のうち,7話までは鬼との対決はなく,稽古の様子ばかり。柱稽古編は中休みかと思っていたら,最終話でいきなりクライマックス。

● 鬼舞辻󠄀無惨,登場。無惨が太陽を克服すれば,無限の生命を手にすることができる。
 さて,このあと,どうなる?

2023年10月23日月曜日

2023.10.23  鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

Amazon Prime Video

● 「鬼滅の刃」人気,最近下がり気味ですか。
遊郭編まではほぼリアルタイムで見てたんですが,刀鍛冶の里編は見てないんですよね。Amazon Prime で4日前(10/19)に第1話を見た始末で。
 自分がそうなんだから全体としてもそうなのかなぁ,と思ったりしてね。

● 今日,見終えた。全11話。生々しいシーンが多いから良い子は見てはいけません,なんてこともあるんだろうか。
 鬼殺隊の生産性が爆あがり。無限列車編では炎柱の煉獄さんが犠牲になっても上弦は倒せていない。遊郭編ではどうにかこうにか妓夫太郎の首を切った。
 が,刀鍛冶の里編では上弦がユーモラスで弱いんだよね。これじゃダメだよ。上弦はもっと冷酷で,それこそ鬼のように強くないと。

● 禰豆子が強すぎ。いつからこんなに強くなったんだよ。
 恋柱の蜜璃さんと禰豆子,女性2人の活躍で上弦をやっつけたって感じね。

2021年12月8日水曜日

2021.12.08 テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編

Amazonプライムビデオ

● 「テレビアニメ “竈門炭治郎 立志編” に続く物語 “無限列車編” が劇場版として公開。そして,2021年10月からテレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編,12月からテレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編の放送が決定。無限列車での任務を終えた炭治郎たちの次なる任務を描く遊郭編。鬼殺隊最高位の剣士《柱》の一人,音柱の宇髄天元とともに炭治郎たちが向かうのは鬼の棲む遊郭。新たな戦いが幕を開ける」というわけで,フジテレビで “遊郭編” が始まった。
 Amazonプライムでも引き続き配信。


● 第1話は「音柱・宇髄天元」。
 煉獄さんの家族に煉獄さんが残した言葉を伝えた炭治郎が,我妻善逸,嘴平伊之助とともに,次なる任務に向かう。そこで出逢ったのが音柱・宇髄天元。
 今回は戦いの前のメンツの紹介といったところ。面白いからね,次回を楽しみにしててね,というね。

● 鬼舞辻無惨が富裕な実業家の養子になっている。これからの物語で実業家も絡んでくるのだろう。
 無限列車編は劇場版を見てしまっていたので,先の展開と映像がわかってしまっていた。今回はそれがないので,楽しみが大きい。原作漫画を読んでいないのもラッキー。


(追記 2021.12.14)

● 第2話「遊郭潜入」。宇髄が放った偵察隊3人は,3人とも鬼に捕らえられているらしい。
 次回以降は,炭治郎,善逸,伊之助が3人を救いだす展開になるんだろうか。禰豆子はまだ登場していない。
 炭治郎,善逸,伊之助が女装させられて,コミカルに笑いを取る。今回はまだ序奏の続き。

(追記 2021.12.24)

● 第3話「何者?」。今回からストーリーが動きだした。
 花魁になった鬼たちは,いずれもかなり手強い。善逸はすでに危うい。
 「鬼滅の刃」における鬼は人間の化身でもある。人間のある部分を代表する。というか,それを誇張して表現している。それゆえ,鬼もいたって人間っぽい。

(追記 2021.12.27)

● 第4話「今夜」。炭治郎が上弦の鬼(堕姫)と対峙。本格的な対決シーンは待て次回。鯉夏花魁は無事なのか。これも,待て次回。
 劇中の遊郭(個々の店)はメルヘンチックに描かれている。でなければ鬼が浮き立たないだろう。リアルに描いてしまっては,人間がつまり鬼ということになってしまいそうだ。

(追記 2022.01.04)

● 第5話「ド派手に行くぜ!!」。炭治郎が堕姫に対してヒノカミ神楽を次々に繰り出して応戦。もうすぐ,音柱の宇髄天元がやってきて,堕姫 vs 宇髄 の対戦になるのだろうけど,もう少し炭治郎に任せてみたい感じね。

● 今回は宿泊先のホテルのインターネットテレビで見た。けっこうな大きさの画面になるわけだ。でも,映画館の臨場感にはとうてい及ばないという至極当然の事実を確認した。
 14インチのノートパソコンとの差はさほどにないなという印象。スマホの画面で見てもそんなに変わらないんだろうかなぁ。

(追記 2022.01.11)

● 第6話「重なる記憶」。ヒノカミ神楽で堕姫を追いつめた炭治郎があと一歩のところで力尽きたあとに,満を持して禰豆子登場。
 この長編アニメにおける禰豆子のキャラクターの重要性を知らしめる回。というか,禰豆子を造形できたときに,原作者はこれでイケルと思ったんじゃないか,と。
 その禰豆子がとんでもなく強くなっちゃった。

(追記 2022.01.17)

● 第7話「変貌」。鬼化が進んだ禰豆子が堕姫を圧倒する強さを発揮する。鬼化した禰豆子 vs 堕姫 なのだから,鬼対鬼,女対女の戦いになる。
 が,それだけでは終わらない。鬼化した禰豆子は人間に対しても牙を向ける。
 今回は堕姫の兄,妓夫太郎の登場がメインテーマになると思うのだけど,禰豆子の悲しさのようなものが全面を覆っている。

● 今回も宿泊しているホテルの客室で見た。ホテルのテレビがインターネットテレビではないので,スマホで見た。支障はない。パソコン程度の画面があるに越したことはないけれども,スマホで困ることはない。

(追記 2022.01.24)

● 第8話「集結」。妓夫太郎と堕姫の兄妹は,2人でひとつ。対して,鬼殺隊も宇髄の他に,炭治郎,善逸,伊之助が集結し,いざ,雌雄を決せん。
 煉獄さんと猗窩座もそうだったのだけど,宇髄と妓夫太郎も深いところで互いを理解し合っているというふうなんだよね。相手に対して自分を閉ざさないんだよね。

(追記 2022.02.02)

● 第9話「上弦の鬼を倒したら」。上弦の鬼は強いのだ。柱の宇髄も妓夫太郎に歯が立たない。が,炭治郎,善逸,伊之助の3人は「無限列車編」に比べると格段に逞しくなっていて,堕姫と妓夫太郎に向かっていく。
 炭治郎が戦いの最中に内省に入ってしまうのはどういうことかとは思うんだけど。しかし,これは説明なのでね,芝居の脚本でいえばト書きだ。

● 今回はもうひとつ,雛鶴の宇髄に対する純情も感動の種だな。男の目に映った女になっているし,男の願望が投影された女になっているきらいはある。が,こういうファンタジーは基本的には万人受けするもの。

(追記 2022.02.07)

● 第10話「絶対諦めない」。スタート時点ではもはや絶望的。柱の宇髄は片腕を切り落とされて倒れており,善逸は崩壊した建物の下敷き,伊之助は妓夫太郎の刀で心臓を貫かれている。
 残っているのは,自分のせいだと反省ばかりしている炭治郎と,コンコンと寝ている禰豆子だけだ。普通ならここで終わるんだけどねぇ。

● 炭治郎も善逸も伊之助もいつからこんなに強くなったのか。宇髄も蘇って,ついに妓夫太郎の堕姫の首を切ることができた。
 次回が遊郭編の最終回になる。

● 炭治郎が妓夫太郎と堕姫の兄妹を自分と禰豆子と対比して語るシーンがある。自分たちが鬼になっていたかもしれない,妓夫太郎と堕姫も望んで鬼になったわけではあるまい,立場が入れ替わっていてもおかしくなかった,と。
 もし鬼に落ちても鬼殺隊の誰かが自分の首を切ってくれる,と語るシーンもあって,ジーンとさせる。今まで登場した鬼の中にも,首を切られてホッとした鬼がいたんだろうか。

(追記 2022.02.14)

● 第11話「何度生まれ変わっても」。妓夫太郎&堕姫と鬼殺隊の対決は,前回で決着がついている。
 が,勝つには勝ったものの,宇髄も炭治郎も善逸も伊之助も,妓夫太郎の毒が回って瀕死に至っていたはず。が,禰豆子の超能力(血鬼術)で救われる。これでメデタシメデタシ。

● その後は,妓夫太郎と堕姫の生い立ちの紹介に移る。まともに育てと言われても育つはずがない過酷な状況に置かれていた。
 こんなのは漫画の世界だからねということにしていいと思うのだが,程度の差はあれ,犯罪を犯して刑務所にいる人たちの大半は,これでまともに育てと言われても・・・・・・という人たちだろう。それは現場の警察官がよくわかっているはず。

2021年10月11日月曜日

2021.10.11 テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編

Amazonプライムビデオ

● アニメ『鬼滅の刃』を多くの方にご覧いただく為,今後に向け,竈門炭治郎 立志編,遊郭編,それぞれと繋がるエピソードである無限列車編を,テレビアニメという形で繋ぎます。
 テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編は,10月10日(日)より全7話で放送致します。第1話は,煉󠄁獄杏寿郎が鬼殺隊本部を旅立ち無限列車へと向かう道中の任務を描いた完全新作エピソード。
 第2話~第7話は,無限列車での任務を,約70カットの新作追加映像と新規追加BGM,完全新作予告編,新主題歌映像と共に描きます。劇場版,テレビアニメ,どちらの「無限列車編」も,お楽しみいただければ幸いです。

● ということだそうだ。それをAmazonプライムでも見れるらしい。これはありがたい。CMを見なくてすむんだからねぇ。
 テレビ放送前に見ることはもちろん無理だろうけど,今日現在, 第1話「炎柱・煉獄杏寿郎」を見ることができる。煉獄さんが主役で,炭治郎の出番はなし。

● 正直,なぜこのアニメがこれほどの人気なのかはわからない。わからないけれども,こうして見てしまっている。


(追記 2021.10.18)

● 第2話「深い眠り」。劇場版の無限列車編では省略されたところが,丁寧に,というか秩序だって描かれるので,こういうふうにつながるのかと安堵できるというかね。
 今回は炭治郎が家族が鬼に殺される前の幸せだった頃の夢に入っていく。深く夢に入っていくと,現実に戻れなくなる。その間に精神の核を破壊されると廃人になる。
 しかし,リアルな夢と正真正銘のリアルに何ほどの違いがあるか。幸せな夢の中で死ねるのなら,死に方としては最高だろうよ,とも思う。

(追記 2021.10.25)

● 第3話「本当なら」。本当なら,夢の中と同じように,こうして家族と暮らせていた。刀など持つことなく,ここで炭を焼いて。
 幸せな夢の中にいて,これは夢だと炭治郎が気がつく過程が描かれる。家族をおいて1人で家を出る炭治郎。
 これだけ丁寧に描いてくれると劇場版は何だったのかなという気もしてきちゃう。いや,総集編としての劇場版を先に上映したのは,正解(興行的にも大成功)だったと思うんだけどさ。

(追記 2021.11.09)

● 第4話「侮辱」。十二鬼月の下弦の壱・魘夢の血鬼術で眠らされていた炭治郎が夢から覚め,魘夢に挑む。
 劇場版(総集編)を先に見ているから,この先どうなるか,どういう映像が出てくるか,それはあらかたわかってしまっている。ネタをばらされている。ひとつめの山はもうすぐ越える。
 ここでの前提は家族の強固な絆。前提からしてフィクションなのだが,フィクションとわかっていながらも信を置きやすいものなのでしょうね。

(追記 2021.11.18)

● 第5話「前へ」。煉󠄁獄さんも善逸も伊之助も夢から覚め,炭治郎と伊之助は魘夢の頚を見つけ,ついに魘夢が倒される。
 魅力的なキャラクターだったな。声優の平川大輔さんの功績もあるんでしょうねぇ。

(追記 2021.11.24)

● 第6話「猗窩座」。魘夢を倒したら上弦の鬼が登場。原作を読んでいる人はもちろん,劇場版を見ている人も,この先がどうなるのかは知っている。
 しかし,この無限列車編のメインは魘夢 vs 炭治郎の戦いだ。メインが終わった後にこういう展開か。

(追記 2021.11.30)

● 第7話「心を燃やせ」。煉獄杏寿郎,死す。ここは泣くところですよね。
 今回のテーマはノブレス・オブリージュ。杏寿郎の母親がわかりやすく視聴者に諭す。強く生まれたのは弱き者を助けるためです,と。
 鬼殺隊を率いる産屋敷耀哉が自分もう長くはないと呟くところで,無限列車編は終わる。一族から鬼舞辻󠄀無惨を生み出してしまったので,産屋敷一族は代々長く生きることはできないという設定になっているのだけど,自分が生きてる間に方をつけるという決意表明ですかねぇ。

2021年9月26日日曜日

2021.09.25 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

フジテレビ「土曜プレミアム」

● 昨年10月に公開された「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」がノーカットで地上波初放送。
 最後の方はCMが頻繁に入って煩わしいだろうことは見えているんだけども,かといって,録画しておいてCMは飛ばして見るということもできない。
 なぜなら,テレビを見なくなって久しいので,そうした設備(?)は備えていないからだ。ので,リアルタイムでお付き合いするしかない。

● 「立志編」はAmazonプライムで見ているのだが,途中まではどうしてこれが空前の人気になるのかわからなかった。じつは今でもわかっていない。
 が,「立志編」の途中からぼくもハマってしまった。しかし,なぜハマったのかは,依然としてわからない。自分事ながら。

● で,テレビの前に陣取って(ときには,寝転んで)この歴代1位を視聴したんだけれども,やはり,鬼滅ブームって何だったのかと思ってしまった。過去形にしてはいけなかったか。現在進行形か。
 これで何で歴代1位に? このアニメのどこにそれほどの興行成績を叩きだす理由がある?

● 竈門炭治郎が我妻善逸や嘴平伊之助とともに無限列車に乗り込み,夢を操る鬼(十二鬼月・下弦の壱 魘夢)と戦う。夢の中の自分の首を切り落として覚醒を繰り返す炭治郎。が,実質的な主役は,その後に登場する猗窩座(十二鬼月・上弦の参)と戦って絶命する炎柱・煉獄杏寿郎だな。
 猗窩座は鬼とはいえ,ナイスガイのキャラクターを付与されている。魘夢も魅力的だ。敵ながらアッパレというふうになっている。

● テーマはノブレス・オブリージュだろうか。鬼殺隊は選ばれた一部の人しか入れないわけだから,エリートが大衆のために粉骨砕身するドラマだと言えなくはない。
 大衆側からヒーローは生まれない。もし,実人生を超長編の芝居であると捉え,その芝居において自分をヒーローに仕立てたいのであれば,大衆の側にいてはいけない。エリート(≒少数派)に属する努力をするのは最低限でしょうなぁ。

● CMの多さは予想していたが,これほどだとは思わなかった。最後の方になると数分ごとにCMが入るのはわかっていたが,最初からそうだとはさすがに思わなかったよ。経営不振にあえぐテレビ局がスポンサーを集めすぎてしまったのかね。
 CMが入るたびに画面の熱が冷える。これではたぶん,「無限列車編」を見たとは言えない。もう少しどうにかできたんじゃないか。しょうがないのか。貧すれば鈍す,か。
 人気映画を放送するテレビのこのやり方も,これで終わってしまったのではないか。まぁ,そこまでではないけれども,ぼくは決めた。テレビの地上波放送で映画を見るのは,これを以て終わりにする。

● ということなので,今回のTV放送の印象で「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を評価してはいけないとは思う。別な方法で見た方がいいだろう。
 といっても,歴代1位になるくらいだから,利権が錯綜しているに違いない。Amazonプライムの対象になるのは,仮にあるとしても,だいぶ先になるだろう。DVDやブルーレイも8,000円というフザケルナ価格だ(最初はどれもこんなもの?)。
 別な方法はレンタル利用くらいしかないかね。問題はそこまでして,もう一度見たい映画かということ。

● 放送の後に,「映画の続きを描くテレビアニメ第2期・遊郭編の新情報やキービジュアルに描かれている新キャストなどの詳細発表」があった。
 詳細はこちら

2021年1月6日水曜日

2021.01.06 鬼滅の刃 立志編

Amazonプライムビデオ

● 先月28日に宿泊しているホテルのインターネットテレビで「鬼滅の刃」のアニメを第5話まで見た。凄い人気で劇場版の興行収入は大変なものらしいのだが,これがどうしてそこまで? というのが正直な感想。

● が,何度かに分けて見ているうちに,途中から止まらなくなった。で,今日,最終話(第26話)に到達。
 Amazonプライムで見られるのは(というより,アニメ化されているのは),この「立志編」のみ。原作の連載は終了しているんだから,アニメの続篇を待つしかないわけなのでしょう。

● と思っていたら,現在映画館で上映されている「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が続編なのであるらしい。劇場版は原作になかった話を特別に作って映画化しているのだと思っていたが,そうではなくて,原作でも「立志編」の次に連載されたもののようだ。
 では見に行くかというと,そこまで入れ込んでいるわけでもない。