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2022年9月21日水曜日

2022.09.19 しゃべれども しゃべれども

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● 「しゃべれども しゃべれども」(2007年)。原作は佐藤多佳子作の同名小説。
 落語家として伸び悩みを感じている今昔亭三つ葉(国分太一)。その彼のところに,上手く話せるようになりたいワケありの3人が,弟子志願してくる。

● 無愛想で言葉がでない十河五月(香里奈)。それだけではなく,妙に負けず嫌いなところがある。
 大阪から引っ越してきたばかりでクラスになじめない,小学生の村林優(森永悠希)。
 元プロ野球選手で解説がド下手で仕事がなくなりそうな湯河原太一(松重豊)。

● 三つ葉を含めた4人の “ワケ” が絡まって進展し,氷解してエンデイングという感じ。
 優はクラスのボスと盟友になれそうだし,湯河原もコーチにならないかと話があり,三つ葉と五月の恋仲も完成してハッピーエンド。

● 隅田川や水上バスが頻繁に登場する。浅草をはじめ,上野や深川で撮影している。落語の話なのだから,下町が馴染みが良い。勢い,隅田川が景観的には主役になる。
 もうひとつ,落語の「火焔太鼓」だ。三つ葉がこの噺に賭けるという展開になるので,噺の中身が何度も語られる。ぼくは,古今亭志ん生の録音で一度聞いたことがある程度。

● 他に,八千草薫と伊東四朗。主題歌は,ゆず「明日天気になぁれ」。

2020年4月27日月曜日

2020.04.27 対岸の彼女

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● 「対岸の彼女」(2006年)。原作は角田光代の同名の小説。

● 田村小夜子の夏川結衣と楢橋葵の財前直見が主役。が,高校時代の葵(石田未来)と友人の魚子(ななこ:多部未華子)が事実上の主役で,現在の小夜子と葵の関係が,高校時代の葵と魚子の関係に重なる仕掛けになっている。

● 舞台は群馬の桐生。上毛電鉄の西桐生駅が葵と魚子のターミナル駅らしい。
 だとすると,劇中で魚子が「同じ群馬といっても,北軽からは遠いし,前橋や高崎からも遠いし,東京はもっと遠い」と嘆くシーンがあるんだけど,それほどに田舎ではないな。東武桐生線,伊勢崎線で,東京に出れる。

● 魚子の妹役で波瑠が出演している。中学生ヤンキーといった役どころか。彼女のデビュー作らしい。台詞なしのワンシーン。