2020年7月17日金曜日

2020.07.17 舟を編む

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● 「舟を編む」(2013年)。これでじつに4回目。観終えた直後の安堵感。観ようによっては最高級のファンタジー。

● 見どころは色々あるのだけれども,馬締(松田龍平)が香具矢(宮﨑あおい)に渡した,筆で書いたラブレターを香具矢は読むことができず,お店の大将に読んでもらったことを,馬締に告げる場面。
 嬉しさを隠し持って馬締を詰る香具矢の可愛らしさといったら,もう。

● 西岡(オダギリジョー)が,これじゃ読める人はいないけれども,このまま渡してみろ,おまえに気があるなら,何とかして読むだろ,読まれないならそれだけのことだ,と馬締に指南していたのが伏線にあって,香具矢が恥ずかしかったけど大将に読んでもらったと言うところで,馬締,やったじゃん,と。
 契約社員の佐々木さん(伊佐山ひろ子)は最初から馬締を買っている様子。辞書編集者としての才能を感じていたのでもあるだろうし,放っておけないとも思っていたのだろう。あと,西岡の恋人役の池脇千鶴がはまり役であることも,あらためて確認。