2017年3月6日月曜日

2017.03.04 ラ・ラ・ランド

TOHO CINEMAS 宇都宮

● 脚本と監督はデミアン・チャゼル。ジャズピアニストのセブをライアン・ゴズリング,女優をめざすミアをエマ・ストーンが演じる。

● ミアが最初に登場するのはバイト先のカフェのレジ。西洋の女性って,いくら美人でも,いかにも肉を喰って育ったという感じに見えてしまうんだよね。
 つまり,女と思えない。雌という感じがする。ミアが女性に見えるのは,上映開始から20分くらい経ったあたりからだな。
 対して,セブは最初から男性に見えたよ。このあたりはぼくが男だからかね。

● 高速道路で渋滞中の車から次々に降車して,群衆がダンスを始める冒頭のシーンに驚愕。こういうのは日本の映画では見たことがない。アメリカの映画だなっていう気がする。
 ここでオープニング・ナンバー"Another Day of Sun"が歌われることになるわけだけど。オープニングなんだから派手に行かなきゃ。

● ミアが乗っているのはトヨタのプリウス。待て待て,売れない女優(の卵)が乗れる車じゃないだろうよ。というような突っ込みどころもあり。

3/6の読売新聞
● セブがジャズについてミアに語るシーンがある。ジャズは聴いただけじゃわからないんだ,見なくちゃダメだ,と。
 ジャズに限らない。クラシックだってCDを聴くだけじゃなくて,たまには演奏している生のシーンを見た方がいい。
 じゃあ視覚障害者にはジャズはわからないのかという突っこみは入らないと思うんだけど,おそらく視覚障害の人たちは,健常者が耳+眼で入力する情報を,耳だけで感知できるのだろうと思う。

● 現実に虚構を挟みこんで,時間を巻き戻す,あるいはもう一つのあり得たかもしれない人生を描いてみせる手法は,ありふれているのかもしれないけれども,こちらの胸に迫る。
 しっとりと楽しめる佳作だと思った。