2018年5月23日水曜日

2018.05.19 宇都宮市立視聴覚ライブラリー 日本映画劇場 「魔像」

宇都宮市立東図書館 2階集会室

● 1952年公開の邦画。阪東妻三郎主演の娯楽映画。噂に聞く阪東妻三郎はこういう顔の男であったのか。原作は林不忘。

● 奉行所務めの新参役人の神尾喬之助を阪東妻三郎が演じる。これが職場で虐められて,それを女房にこぼすという情けないヤツで。
 じつは奉行所の役人が揃って賄賂まみれになっているのをどうにかしようとしている正義の味方。だものだから虐めの対象になっているというわけだった。しかも,この男,険の腕は立つのだった。

● 虐めに耐えかねてか,堪忍袋の緒を切ってか,神尾は同輩の一人を斬り殺してしまう。ここから物語が動きだす。
 茨右近という,これも何者かよくわからないヤツが登場する。喧嘩請負業とでもいうのか。善意のヤクザとでもいうのか。アウトローの世界に生きている。これを阪東妻三郎が二役で演じる。「魔像」というタイトルの所以だろうか。
 最後はテレビの時代劇と同じで(テレビの方がこちらと同じというべきなのだろうが),めでたしめでたしで終わる。

● 女優陣は若き津島恵子と山田五十鈴。
 津島恵子といえば,テレビで上品なお婆さん役を演じていたのしか知らなかったのだが,絶対美人とでも言うべき若い頃の相貌を,今回初めて見ることができた。

● 当時の映画だから,上層階層の娯楽だったはずだ。と思って見ると,ありがたいものに思えてくるし,当時はこれが娯楽の先端だったのだなと感慨に浸ることもできる。

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