● 劇場公開は7月18日。興行収入はすでに300億円。興行成績は「無限列車編」を塗り替えてすべて更新するんでしょ。すごい人気。
ぼくが観たのは平日21時からのレイトショー。夏休みが終わって動員の峠は越えたのだろう。客席はガラガラだったが,それでも21時過ぎ,予告編を流しているところにバタバタと人がやって来た。
2度目,3度目の人がわんさかいるはずだ。そうでないと動員数の辻褄が合わないことになる。
これは観ないわけには行かない,観て確かめなきゃしょうがない,という気分になりましたよ。
● Fire10 の画面で Amazon Prime を観るのとは別の体験になるのは間違いないけれども,自宅で Amazon Prime を観るのでは観たことにならないとは思わない。
それはそれ,これはこれ。そういうまとめ方でいいと思う。けど,たまには劇場で観ることもした方がいいでしょうね。劇場で観るのがやはり原点でしょうしね。
メインは炭治郎&義勇と猗窩座(上弦の参)の戦い。猗窩座が猗窩座になったいきさつ紹介される。すっげえいいヤツだったんだな,猗窩座って。
● 結局,猗窩座が人間だった頃の記憶を思い出して自滅することになるのだが,ここは炭治郎と義勇にしっかりと戦いで勝たせて欲しかったな,とも思った。
「柱稽古編」で永遠とは人の思いだと語ったお館様を立てる意味合いもあっんだろうか。
● もっと泣けるシーンが多いんじゃないかと思っていたが,それほどでもなかった。わりと冷静に観ていられたというか。
鬼たちが魅力的であることが,この作品の眼目だ。単なる悪役ではなかて,色々なものを抱えてしまった結果,鬼になり,そして恐ろしく強い。
みんなが皆,炭治郎のように清く正しい熱血漢ではノッペラボーになってしまって,そもそも物語が始動しない。魅力的な悪漢がいるから,炭治郎のような優等生が主役として存在できる。
● 今回は禰󠄀豆子は主要なキャラクターとしては登場しない。無限城編は3部作になるらしいのだが,禰󠄀豆子の登場は第三章まで待たなくてはいけないのか。それまでは正規の鬼殺隊員と鬼の幹部たちとの戦いになるのだろう。
第二章が公開されるのは来年になるんだろうか。早く続きを観たいんだけどね。来年の夏休みにぶつけてくるんだろうかね。
これ,テレビ放送もするんだろうか。しても仕方がないような気はするが。
● 原作(吾峠呼世晴による漫画)の連載はすでに終了しているから,ぼくらは結末を知っている。
童磨はもうすぐ,しのぶちゃんが仕込んだ毒が効いて,カナヲに首を切られる。鬼舞辻無惨も炭治郎に倒される。
主題歌は Aimer「太陽が昇らない世界」と LiSA「残酷な夜に輝け」。