2018年1月23日火曜日

2018.01.20 宇都宮市立視聴覚ライブラリー 日本映画劇場 「戸田家の兄妹」

宇都宮市立東図書館 2階集会室

● 1941年(昭和16年)公開の小津安二郎作品。太平洋戦争が始まった年。しかし,作品の中にはそんな様子は微塵も出てこない。
 この時期,国民生活はまだまだ平穏で,中国大陸での戦いは遠い世界の出来事だったようだ。

● 戦前の日本の上流階層が舞台。戸田家の当主が亡くなり,借財の整理に本宅や書画骨董を処分することになった。母(葛城文子)と三女の節子(高峰三枝子)は行き場がなくなる。
 で,長男や長女のところにお世話になるわけだけども,お約束のとおり邪魔者扱いされる。後年の「東京物語」を思わせる。

● 「東京物語」の原節子演じる紀子の役回りが,ここでは次男の昌二郎(佐分利信)。
 気楽な独身だから何だって言えるよっていう気がしなくもないんだけども,彼なら所帯を持っても変わらないだろうな,とは思わせる。

● 高峰三枝子って,怖いオバサンという印象しか持ってなかった。つまり,年をとってからの役どころしか知らない。
 が,彼女にも若いときはあった(あたりまえだ)。当時から個性的な顔つきだったんだね。

● “宇都宮市立視聴覚ライブラリー 日本映画劇場”では今月から3回連続で小津作品を上映する。楽しみだ。
 こういう往年の名画って,DVDが300円とか500円で買える。電車賃をかけて東図書館に来るより,DVDを買ってしまった方が安い。けれども,ひとりでパソコンの場面で(あるいはテレビにつないで)見るかというと,どうもぼくは見ないような気がする。映画は外で見るものという刷り込みがあるんだろうか。

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