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主演は向井理なのだが,木村文乃と佐藤次郎を加えて,トリプル主役のような感じ。他に,木村多江,市原隼人,財前直見,黒谷友香。
● 財前直見はフジテレビのドラマ「お水の花道 女30歳ガケップチ」の印象がすべて。それから23年が経つんだなぁ。
橋の下をたくさんの水が流れたわけだが,そんなに急いで流れてくれなくてもいいのに,と思うね。
● 向井理が扮する朝永蘭丸は「絶対舌感」という特殊能力を持つという設定。しかも,伝説の三助の孫という。
色っぽいシーンがあるんですかねぇ。ところが意外にそうでもないのだった。
● 劇中の舞台は鬼灯村(ほおずきむら)という名前。老婆たちの怪しげな舞踊や呪詛と思われるシーンがあったりして,「八ツ墓村」のコミカル版だと思えばいいのかもしれないが,その言い方で連想されるよりずっとコミカル色が濃い(たぶん)。コミカルサスペンスというのかもしれないが,力点はコミカルにある。
● 主題歌は坂本冬美「女は抱かれて鮎になる」。石川さゆりの「天城越え」に似ているような。
歌自体にコミカル性は皆無なんだけれども,これが映画のエンディングに流れると,コミカルの総仕上げになる感じ。