2022年3月12日土曜日

2022.03.11 惑星ミズサ

Amazonプライムビデオ

● 「惑星ミズサ」(2014年)。
 「わたしがエッチなことし続けないと,地球が滅亡しちゃうらしい」という「宇宙人風俗嬢」が登場するのだが,風俗のシーンはまったく出てこない。

● ロケ地は茨城県大子町。風俗店を出たヨシスケが,自宅まではバスで30分と語るところがあるのだが,大子からバスで30分で行ける風俗のある街っていうのはリアルには思い浮かばない。
 大子のはずれから街中までバスで30分ということか。でも,大子に風俗店なんかあったっけ。

● その宇宙人風俗嬢・ミズサに佐津川愛美。毎日を無為にやり過ごしていた青年・ヨシスケに藤岡英樹。他に,入来茉里,松浦祐也,宇野祥平,リリー・フランキーら。
 画面の基調はアンニュイ。何とはなしの気だるさのようなものだ。出口の見えない閉塞感。

● 脈絡のないシーンが突如出てきたりもする。宇野祥平演じる “韓国人” がボコボコにされる場面なのだが。地球の滅亡が迫ってきたので人々が荒んできたということを,このシーンで表現しようとしたんだろうか。
 脈絡がないといえば,リリー・フランキーの風俗店長が鉄棒の逆上がりを試みるシーンもそうかもしれない。が,ここはリリー・フランキーの空気感によって,なければならないシーンと思わせることに成功している。

● 主題歌は森ゆに「星のうた」。