2022年5月17日火曜日

2022.05.16 ゴジラの逆襲

Amazonプライムビデオ

● ゴジラシリーズの第2作,「ゴジラの逆襲」(1955年)。モノクロ。
 前作「ゴジラ」が空前の大ヒット。それを受けて短期間で撮影されたようだ。

● 今回はゴジラの他に,もうひとつの怪獣アンギラスも登場する。アンギラスをもう少し活躍させて,「ゴジラ対アンギラス」というタイトルにしてもよかったろう。
 そのあたりは制作側も検討したに違いない。検討した結果,アンギラスは脇役にすることに決めたのだろう。

● このあと,ガメラ,モスラ,キングギドラと,名前の最後にラのつく怪獣が多数登場するのだが,その嚆矢は早くも第2作目で見られるということだ。
 それらもAmazonプライムで見られたのだが,今日でプライム対象から外れる。ので,ゴジラシリーズはこの2作しか見ることができなかった。またいずれ,プライム対象に入ってくるだろうけど,さほどに残念感もないのが正直なところ。

● 今回のゴジラは北海道で雪崩を起こされ,雪に埋められて一巻の終わりになる。でも,あのゴジラがそんなことで参るんだろうかねぇ。映画が終わった30分後には,雪をかき分けて這出てくるんじゃないだろうか。
 しかし。この映画は大人も夢中になって見たのだろうが,主には子供向けなんでしょう。だとすると,前作に感じた違和感も氷解する。子供向けならこの様式でよろしいのだろう(たぶん)。

● とは言っても,やっぱり突っ込みたくなるところはいくつもある。
 ゴジラに荒らされている当日にどうして旅客機が通常に飛んでいるのだ,とか。ゴジラがひとまず海に去った翌日に何でダンスホールが通常営業なんだよ,とか。おまえら,酒飲んで同窓会なんかやってる場合じゃないだろうよ,とかもね。
 ゴジラは何で北海道の方までやってきたのか,ずっと大阪にいればよかったじゃないか,だって南の海で生まれているんだから寒いのは苦手だろう,とか,そういうことを思ってしまうんだよね。

● 出演は小泉博,若山セツ子,千秋実。千秋実だけ,テレビドラマに出演していたのを憶えている。小泉博と若山セツ子は初めて見た。
 この頃は(というか,シネコンができるまでは)2本同時上映が普通だった。その同時上映は「弥次喜多漫才道中 化け姫騒動の巻」というやつで,夢路いとし,喜味こいしが出演したらしい。こちらも見てみたいものだ。