2021年9月17日金曜日

2021.09.16 偉大なる,しゅららぼん

Amazonプライムビデオ

● 007シリーズを続けて見るのは腹にたまりすぎる感じがして,ちょっと箸休めというか,目先の気分を変えようと思った。で,「偉大なる,しゅららぼん」(2014年)。
 原作は万城目学の同名小説。同じ原作者の映画では「鴨川ホルモー」と「プリンセス・トヨトミ」を見ている。もちろん,Amazonプライムでだが。

● 何も考えないで見られるファンタジー映画。濱田岳,岡田将生,渡辺大が主役格。他に,深田恭子,笹野高史,貫地谷しほり。
 主題歌は,ももいろクローバーZ「堂々平和宣言」。

● 退職して,高齢者であることを意識させられるようになった。コロナであろうとなかろうと,基本は家にいることになる生活。行動半径が自宅を中心に小さい円で収まるようになる生活。
 そうした生活が嫌なのでは決してないが,自分ではまだ若いと思っていても,年寄になったのだと思わされることにはなる。

● しかし,そうなったときの環境が昔と今では違う。今はインターネットがある。これは決定的に大きい。
 ネットがなかった時代の年寄りの暮らしを体験したわけではないから,断定はできないけれども,おそらくそうではないかと思う。
 インターネットを味方につけるか,敵に回すか。それとも,無縁なものにし続けるか。もちろん,味方につけるべきだ。
 こうやってわずかのコストで好きな映画を見ることができるなんて,昔は考えられなかった。これがあるのとないのとでは,天地の差があるとまでは言わないけれども,快適さの程度がだいぶ違うだろう。

● 今の時代,テレビと固定電話は要らないだろうが(むしろ,ない方がいい),パソコンとスマートフォンは必須だ。持っていなければ話にならない。
 高齢者はITが苦手というのは昔の話でしょ。仕事で普通にパソコンもインターネットも使って来ているはずだから,今どきの還暦諸君のITリテラシーはかなりの水準にあるはずだ。それだけで老後準備は完了していると言ってもいいくらいだ。

● 時代には添ってみるものだと思う。自分が若かったときにはなかったものを,その理由で排除したがる向きもときに見ることがあるけれども,それでは大きく損をする。
 ネットのあるなしで,やれることがだいぶ違ってくる。ネットを上手く使って楽しい老後ライフを。