2021年9月30日木曜日

2021.09.29 ゴールドフィンガー

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● 「ゴールドフィンガー(字幕版)」(1964年)。1964年は今年の前の東京オリンピックがあった年。
 今回もウィキペデイア教授に色々と教えてもらった。007シリーズは3作目のこの作品で興行的にも盤石になったらしい。「300万ドルの予算に対し,1億2500万ドルもの興行収入を獲得,1964年の世界興行収入で1位の映画となり,日本では1965年4月1日に,東京は日比谷映画劇場・丸の内東宝など東宝洋画系でロードショー公開された。配給収入は7億632万円を記録し,日本映画も含めた興行成績で第1位となった」。

● この頃のボンドにはけっこうスキがある。不意打ちされて気を失うことが何度かある。後のダニエル・クレイグが演じるボンドとはまるで別人。時代が変わっているんだからしょうがない。
 っていうか,時代が求めるヒーロー像が違うんでしょうね。この時代はこうした抜けてるところもあるヒーローがヒーローとして相応しかったのだろう。完全無欠は器が小さい。ところどころ抜けていて女好きというのが,奥行きがあってよろしい,ということなのだろう。

● ボンドが対峙するのは,イギリスの実業家にして金投資家,億万長者のゴールドフィンガー。演じたのはゲルト・フレーベ。好々爺を演じても似合いそうな感じ。
 あと3秒でボンドを殺せたのに,まだ使い途があるかもしれないと思ってしまったのがいけない。って,そうじゃないとこのシリーズが終わってしまうわけだが。

● 今回のボンドガールはプッシー・ガロアを演じたオナー・ブラックマン。撮影時37歳で史上2番目に高齢のボンドガールだったらしい。昨年94歳で亡くなった。

● イアン・フレミングの原作小説はハヤカワ・ポケット・ミステリで発売されたようだが,現在はどうなっているのか。